こんにちは😃
都内在住、アラフィフのユリコです
子供達が中高生になり、フルタイムの合間にも
少し自由な時間が出来てきました
日々の備忘録、映画や本の感想などを
記録していきます🙂
こんな爽やかな春の日に、おどろおどろしいサスペンスもどうかと思いますが、貴志祐介さんの『黒い家』、読了です。
【ストーリー】
生命保険会社の京都支社で支払い査定を担当している若槻は、ある日、顧客の自宅で子供の死体の第一発見者となってしまう。
他殺と確信する若槻は、独自調査に乗り出すが…
あまりホラー系は読まないのですが、以前強く勧められていつか読もうと思っていた本。
ようやく読めました。
結果、予想以上に怖かったです
保険会社の業務の描写の端々から、作家の貴志さんは経験者だろうと思いましたが、実際そのようですね!
私は保険会社勤務ではないので、描写が正解かどうかは分からないのですが、想像や取材だけでは再現出来なさそうなディテールが、ひどく現実味を与えています。
サイコパスとカテゴライズされる方達の生い立ち、幼い頃から見られる萌芽などが解説されていて、ある日突然サイコパスが生まれるわけではないのだな、と言う感じ。
また、犯罪自体は悪ですが、サイコパスが生まれる背景の一つとして、環境汚染や添加物、電磁波といった社会問題がある可能性も示唆されていました。
と、前置きが長くなりましたが、そんなこんなで全体にとても納得感のあるリアルな描写が続くため、後半の主人公が経験する連続的恐怖が、実際に自分が追体験しているような恐ろしさ。
とにかく怖くて、早く助かりたくて、逃げるように頁をめくる…
結局、1番怖いのは人間である、と言うことでしょうか。
サスペンス、ホラーが好きな方、
まだ読んでいない方には非常にお勧めです!
★最後までお読み下さりありがとうございました