Tタイプっていうじゃな~い |                 両手薬指第一第二関節間一本毛

Tタイプっていうじゃな~い

小学生、中学生時代とかなり危険な遊びをしてきた


思いだせる範囲で書いてみます


自分は何故か高い物や危ない物を見ると挑戦しなくては気がすまない、いわゆるTタイプと言われる人間であった

今でこそ命を重く感じ謹んではいるが、小学生や中学生時代は全盛期だった


私が住んでいるマンションは12階建てで地上35Mほどある

よく小学生の時は12階の手すりに登って友人の顔を青ざめさせていた


そんな事ばかりやっていた小学5年生の時の冬

マンション全体に塗装のためかとび職などの人が渡るための鉄組みが1階から屋上まで作られていた


これは面白いと悪友のヤニと日も沈んだ夜に1階から12階まで鉄組みを登って行こうという事になった


決意通り1階から登り始めた

順調に登っていたが、10階まで登った辺りで急に風が強くなり、流石に二人とも怖くなった


だが子供だった精か二人とも止めようとは言い出せない


そこからペースは落ちたが、なんとか12階の廊下まで到着する事が出来た


しかしここで自分のTタイプが出てしまう



「ここまで来たんだから屋上まで登ろうよ」


家の屋上は、雪がたまらないような滑り台型(?)で、さらに真っ暗なので廊下の光でなんとか見えていた今までとは格段にレベルが違かった

ヤニは言った

「いや、十二階までって決めといたんだから、もういいよ」


しかし俺のTはどうしてもおさまってはくれない


「じゃあ、俺だけ行ってくるよ」


ヤニを十二階に待たせ、また鉄組みに飛び乗る

だが予想していたより難しくはなく、すんなりと屋上に行けた


拍子抜けし、滑り台型の頂上を目指して登って行こうとした


その瞬間足がどこかに落ちた



「あ、床が抜けた・・・。35M落ちるのか。死ぬんだな・・・」


死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死


しかしいつまで経っても体は落ちていかない



足元を見てみると、雨水を流すような溝にすっぽりと足がはまっていた


暗くて見えなかっただけだった


ホッっと安心した瞬間、体中が震えていう事を聞かなくなった


ブルブルガクガクブルブルガクガク


しかし生きたい執念で必死になって降りれはしたが、降りる時の方が10倍怖かった


[幽霊列車]


マンションの近くに、ホントたま~にしか使われない線路がある


その線路をたどって行くと全長50Mくらいの真っ暗なトンネルがある


ある時、そのトンネルが何処に繋がっているのかが気になり入っていった


入って半分くらい行った時だろうか

線路が揺れて、電車の走っている音が聞こえてきた


「やべぇ!」と思い、全力で元来た道を戻ろうとした

しかし、何故か電車の止まる音が聞こえた

どうやらこの線路を使っている電車ではなかったようだ


そのような事が何度か続いたが、ようやく出口について全て納得した


出たところは、最寄駅のホームの真横だった


サラリーマンや学生がたくさん居た


こりゃ見つかったらまずいと思い、またトンネルに戻っていく


半分くらい戻ったところでまた電車の音が聞こえた


もうビビらないと高をくくっていた


が!トンネルの湾曲していた壁に光が反射している


「・・・・・・・・・・・・・・・・・・あひゃ」


恐怖からパニくった


だが兎に角逃げようという事だけは分かった


普段足は遅かったが、その時ばかりは運動会でアンカーになれそうなくらい速く走れた気がした



なんとか電車より早く表に出て、安全なスペース(セーフティスペース)に逃げ込むと同時に電車が横を通過していった


ホッっと安心した瞬間、体中が震えていう事を聞かなくなった


ブルブルガクガクブルブルガクガク


しかし生きたい執念で線路脇の柵を乗り越える事は出来たが、またぐ時に金玉が潰れた


痛かった・・・・