とにかく作ることが楽しかった。
でも、神戸から東京に通い続ける状態は、
資金的にも体力的にも職場的にも
かなり無理がありました。
私は、学校の方を日常にするべく、
入学して1年半後には、
仕事をやめ、東京に引っ越しました。
そして、基礎からちゃんと学び直す為に、
新宿世界堂のデッサン教室に通いました。
そうしてまもなく、
東日本大地震が起こりました。
何度も何度も余震があって、
頼れる人もいないし、
毎日泣いて逃げ回っていた私は、
もう帰ってしまおうと思いました。
そんなとき、デッサン教室が再開し、
帰ろうと思っていることを
先生に相談しました。そしたら、
「それだけ地震が怖いってことは、
今が幸せだってことだね。」
と、言われました。
私は、そんな状態で、まさか
自分が幸せだと言われると思ってなくて、
びっくりを通りこして、
なんだか、肩の力が抜けてしまいました。
そして、やっぱり
この先生からデッサンを習いたい、
まだ、東京にいたい。
と心の底から思いました。
こうして私は、この教室のおかげで
東京生活の前半を、なんとか
持ちこたえることができました。
