午前4時、 | Acoustic Note*

午前4時、

どれほどの恐ろしさだったのだろうか。
どれほどの寂しさだったのだろうか。
その瞬間、垣間見た闇に、その悲しさに、私は戦慄を覚える。
息もつけないほどに泣き出したのは、私。
何故、一人でいかなければいけなかったのだろう。
何故、誰に対して泣きもせず叫びもせず、いったのだろう。
愛犬に癒される、
たかが犬にさえ生き甲斐を感じている私には分かりえない事だろうか。
彼が闇の果てに安らぎを見つけられたことを、祈るしかできない。

遠くで自らいってしまった人に対し、いったのは私だったかもしれない。
そう思っていた。
何度も開きかけたその扉はあまりに重く遠く、一度も開けなかった。
改めて思う。これからも開くことはないだろう。


世界は純粋に残酷でしかない。
私たちは這いまわるようにただ生きているだけなのだ。
それは事実だと思う。
それを思い知らされる度、スイッチを消すように消してしまったほうが楽に思える。
それでも、感覚を鈍くして、多くの小さなことに紛れて、騙し騙し生きていく道を選ぶ。
それが賢い道か愚かな道かはわからない。
親や友達を悲しませたくない。確かにそれは大きなブレーキ。
だけど。
どんなに辛くても、また会いたい人がいるから、
また見たいものがあるから、
また食べたいものがあるから、
また生きたい場所があるから、
私は誰のためでもなく、私の欲求に紛れて生きる。


もう二度と出会えない、きみ。
何も出来なくて、何も知らなくて、ごめん。
当たり前のことしか言えないけど、
きみの周りにこんなにきみがいなくなって悲しがる人がいるよ。
すごく怖かったよね。それを思うと、本当につらい。
早く見つけてあげれなくて、ごめん。
きっとまた私は何も出来ないけれど、ただ、もっと生きてて欲しかった。
大好きな物や人にもっと目を向けて・もっと見つけて欲しかった。