テキサスの春 | texas-no-kumagusuのブログ

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トミオ・ペトロスキー(Tomio Petrosky、日本名:山越富夫)のブログです。

無事帰米しました。

今回初めて乱気流で飛行機がストンと落ちる経験をしました。食事中でなかったのが幸いでした。誰も空中に浮き出されませんでしたが、後で出た皆の食事のお盆のサラダが乱れ散らばっていました。

面白いことに、ストンと落ちたときの一瞬にキャッという女性の声ばかりが聞こえました。男性ってこんなとき余り声を出さないのですね。

texas-no-kumagusuのブログ-昼咲き月見草の花    texas-no-kumagusuのブログ-昼咲き月見草


テキサスの私の町オースチンは春盛りで、昼咲き月見草(昼咲きイブニング・プリムローズ)という支離滅裂な名前の直径5cmぐらいのピンク色した花を咲かせる野草があちこちの草原を埋めていました。この時期はテキサスの州花であるルピナス系のテキサス・ブルーボンネットが例年野原をブルーの絨毯に変えるのですが、今年はそれほどではないようです。

texas-no-kumagusuのブログ-スターリング


裏庭の木に備え付けたフクロウ用の巣箱は、スターリングと呼ばれるムクドリの仲間に占領されてしまい、せっせと巣の材料を運んでおります。去年もフクロウが入ってくれず、スターリングとリスが巣箱を奪い合って、結局スターリングの勝ち。

残念ながらフクロウは来てくれていないようですが、時々その巣箱には到底入れない巨大なミミズクがやってきて夜な夜な鳴き交わしていました。また来てくれると良いのですが。

留守中にアライグマ避けに裏庭の池に金網を被せておいたら、それが大成功。去年やられてしまった睡蓮の葉が繁茂しており、その隙間では金魚が無事泳いでいました。

オースチンの春は早く、直ぐに夏になってしまうので、花壇の花も終わっているかと思いきや、バラ、ナデシコ、金魚草、ビオラ、ムラサキツユクサ、赤茶の菖蒲、青紫のアヤメ、紫蘭、それに何と、小鳥のエサ台から落ちた背の低い小型のヒマワリが咲き乱れていました。テキサスの抜けるような青空は日本では中々見ることができませんが、その青空を背景に、若葉の緑も花の色も映えて、とても綺麗です。

texas-no-kumagusuのブログ-裏庭の池


写真は2月終わりに今回日本に行く直前、まだ金網を張っていなかったときの裏庭の池です。今では池の周りにもっといろいろな花が咲いています。

今日は時差ぼけを押して早速私の研究室に行って、新しい秘書さんに挨拶して参ります。