貴方でも神様になれる! | texas-no-kumagusuのブログ

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トミオ・ペトロスキー(Tomio Petrosky、日本名:山越富夫)のブログです。

日本人は死んだら仏様になれると言いますが、実は、神様にもなれるのを知っていますか?

至極真っ当な生き方をし、人々の役に立ち、人生に満足し幸せに死ぬ。こんな人は日本では神様になれません。

日本で神様になるためには、濡れ衣、やっかみ、讒言等々、誰が見ても理不尽で悲壮な死に方をしなくてはならない。でも、それだけでは神様にはなれないんですよ。

その人が死んだ後に何年にも続く天変地異が起こらなくてはならない。そんなことが続くうちに古老が

「そう言えば、今から何年も前に誰の誰べえなり誰子が、何とも理不尽な死に方をした。これはその祟りだ」

と言い出さなくてはならない。

そこで、その祟りを鎮めるためにその御霊を祀る神社を建て、その御霊を神様として崇めお祭りをする。そうすると、不思議なことにその天変地異は収まって来る。これは、日本人が古来から手に入れて来た経験則で、神社建立のあと祟りが収まったという記録が幾つでも残っております。私もその建立のあと天変地異が収まったと言うのは作り話ではなく本当だったと思います。

また、日本人は祟りが起こせるぐらいの神様なら人に良いこともしてくれる神通力をお持ちだと信じており、その悲壮な死を遂げた御霊を祭った神社にお参りして、持病の苦しみを癒してくれるようにお願いした。それが治ったと言う話しが出てくると、この神様は何々病に効くという噂が広まり、そのうちにその悲壮な面は忘れられ、皆に幸せをもたらす神様として崇められるようになるのです。

 

 

texas-no-kumagusuのブログ-崇道天皇

 


政争に巻き込まれ、いわれなく死に追いやられた崇道天皇を祀った御霊神社や、菅公を祀った天神様がその代表例です。そんな有名人でなくても、他にもそんな祟りをしたために皆から良い神様として崇められ祀られている神社が日本中に幾らでもあります。

だから、あなた方日本人には、みな悲壮な死を遂げれば神様になれるチャンスが与えられているのです。

一方、祟りもせず、始めから我々を見守ってくれる神様は、放っといても悪さをすることはない。だから、日本人は、そんな良い神様に殊更神社などを奉納する必要などないと考えているようです。

ところで、神様ついでに仏様について一つ皆さんにクイズを差し上げましょう。「仏」あるいは「佛」は音読みでブツと読みますね。だから、この言葉は中国でも使われていた言葉ですね。そりゃ当たり前だ。だって佛教は中国経由で日本に伝わって来たのだから。で、この言葉は訓読みではホトケと読みます。

一寸待った。訓読みとは、日本が中国と接触する以前の縄文や弥生の時代からあった言葉のことでね。ということは、「佛」という概念は日本人が中国人から佛教を教わる前からあった概念だということになります。でも、もちろん佛教は日本人が言い出した宗教ではない。さあ皆さん、これどうなっているのでしょう。

今回はその答えをここには書きません。次回のブログまで、皆さん考えておいて下さい。