mathabxパッケージの使用 | TeX覚書

TeX覚書

TeX設定関係を忘れないためのメモ

LaTeXで数式を書くのに通常であればW32TeXなどに最初から導入されているamsmath,amssymbパッケージでこと足りる.

ただ,たまに特殊な記号などを書きたいと思ったときにさらに充実した記号が準備されたmathabxというパッケージがある.

mathabxの詳細は堀田先生のホームページ参照すべしだが,mathabxは2002年公開ということでまだ改良途中であり,ここではこの時点での使い方のちょっとした工夫をメモしておく.

mathabxはComputer ModernとAMS fontsの上位互換を目指しているらしいので,将来的にはここでのメモが不要になるぐらい改良されることを期待.

とりあえずmathabxのインストールは愛知教育大数学教室の堀田先生のホームページ参照

現段階でmathabxのみを使って生じてしまう点は,
   AMSにあってmathabxにない記号の使用
   AMSの定義とmathabxの定義が異なる記号の使用
   align環境が使用できない
などが挙げられる.

とりあえず上記問題を強引に解決する現時点での方法は,amsmathとamssymbとmathabxパッケージを併用して使う方法.

\usepackage{amsmath,amssymb}
\usepackage{mathabx}

この方法は将来的に併用が問題になるかもしれない(というか以前は問題になっていたhttp://emath.s40.xrea.com/ydir/Wiki/index.php?mathabx-L)のである程度一時的.

記号はすべてmathabxのものになるので注意がいる.