設問を見ていきましょう。
第1問(配点20点)
B社のこれまでの製品戦略について、80字以内で整理せよ。
制約条件を確認します。
・これまでの製品戦略について答える
・整理する → 与件文をそのまま抜き出す、ということですかね。
・80字以内
第1段落
・B社は創業以来一貫して国産丸大豆を原材料とし、自社の蔵で杉桶を使ったしょうゆ醸造を続けている。
第2段落
・地元食材の利用やカロリーや減塩など健康に配慮したメニューと彩り鮮やかな盛り付
*提供する料理が「製品戦略」に含まれるかは疑問
第3段落
・B社はかつて業務用製品も製造していたが、大手メーカーの激しい低価格攻勢を受け、現在ではほとんど最終消費者向け製品に特化している
第4段落
・B社の製品ラインアップは多岐にわたるが、大きく2つのカテゴリーに分けられる。第1に、基本調味料としてのしょうゆである。第2に、B社のしょうゆをベースに作られたしょうゆ関連製品である。
第5段落
・同業他社の動きを見ながら新製品を追加投入してきた。
製品の記述について整理するとこんなところでしょうか。それでは、まとめます。
国産丸大豆のみを原材料に自社の蔵での伝統的製法にこだわり、最終消費者向けの製品に特化して、しょうゆとしょうゆ関連製品を、他社の動向に合わせて投入してきた。(78字)
類推できる強みとして「安全安心」「高付加価値」などがありますが、問われ方が「考えられるか」なら記述してもいいと思いますが、「整理しなさい」なので、与件文の言葉をそのまま使うことにしました。また、字数的に飲食店の料理は問われていないと判断しました。以降の設問の流れを考えますと、「他社の動向」ははずせないと思います。つまり、「他社の動向」ではなく「消費者のニーズ」に対応して製品を作りましょう、という流れを意識しました。そして、これまでの製品戦略から「安全安心」「高付加価値」が強みとして活用できるという流れも意識しました。
つづく。
応援よろしくお願いいたします。