前回は、ターゲット像を絞り込みました。

 

こんな感じです。

・アジアからの観光客

・直営の飲食店の客

・食に敏感な女性

・健康意識の高いシニア層

・インターネット顧客

・食品卸売りZ社

 

つぎに、4Pでプロダクトをみていきましょう。

段落順でみてみましょう。

 

第1段落 

*今気付いたのですが、段落分けする時に第1段落に第2段落を含んでしまってようです。このままいきますので注意してください。

・国産丸大豆を使用した自社の蔵での杉桶を使ったしょうゆ醸造が特徴

 

第2段落

・自社製品を麺料理のつゆやだしなどを使用した料理

 

第3段落

・最終消費者向け商品

・特例として業務用製品

 

第4段落

(しょうゆ)

・天然醸造しょうゆ

・減塩しょうゆ

・地元産の原材料で製造した数量限定しょうゆ

 

(しょうゆ関連製品)

・だししょうゆ

・こんぶしょうゆ

・たまごかけごはんしょうゆ

・蕎麦用かえし

・ドレッシング

・鍋つゆなどのたれやつゆ類

 

第5段落

・同業他社の動きを見ながら新製品を追加投入してきたため、B社全体の製品の種類は30種以上になり、容器の大小を別アイテムと数えると87アイテムに上る

→ 「アイテムを絞り込みなさい」といわれている感じです

・販売量が多いのは減塩しょうゆとだししょうゆ

・当時はまだ健康に対する消費者の意識も低く

→ 「現在は健康に対する消費者意識が高いのだから、ここを強化しろ」といわれてる感じです

・B社のすべての製品は25年前から発売されている

→ 「新製品を開発しなさい」といわれてる感じです

・87アイテムの回転率には今ではかなりばらつきが生じている

→ 「売れ筋死に筋分析をしてアイテムを絞り込みなさい」といわれてる感じです 

 

第6段落

・「しょうゆ」の1世帯当たり年間購入数量も1人当たり消費量も減少傾向にある

・大豆の価格は高止まりのまま推移しており、以前の取引価格の倍になったとされる。国産大豆もその例外ではない。基本調味料としてのしょうゆの製造販売だけではメーカーの利益が薄いのが実情である

→ 「高付加価値な商品、そして、しょうゆ関連製品に力を入れろ」ということでしょう

・直営店併設の飲食店の好調な売り上げ

→ 「シナジー効果」を意識

 

第7段落

・例外的な業務用

→ 「例外的」、つまり、「ここは強化する商品ではない」ということでしょう

・高付加価値型のこだわりの自然食品・健康食品全般

→ プレイスの話ですが、プレイスとフィットするプロダクトを持っている、ということです

・インターネット販売にはまだ着手していない

→ 「インターネット販売できる製品を開発しろ」ということです

 

第8段落

・B社は良くも悪くも伝統を重視してきたため、現状のままでは著しい成長は期待できない。人口減少社会を迎え、縮小するしょうゆ市場の下で、生き残りと成長を求め

→ 「良くも悪くも」ということは、「今までの製品戦略は安全安心、高付加価値を訴求できるよい面もあるが、Z社との関係に縛られないで製品戦略も必要だ」といっているのでしょう

 

プロダクトを総合的にまとめると

・安全安心を訴求できる製品

・健康意識の高い消費者に訴求できる製品

・食に敏感な消費者に訴求できる製品

・高付加価値な製品(特に、しょうゆ関連製品の強化)

・アイテムの絞込み

・新製品の開発

・インターネット販売に使える製品、または、製品開発

 

こんな感じでしょうか

 

次回は、プレイスの観点から分析しましょう。

 

つづく

 

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