僕の持っている本に、氷河性アイソスタシーに関しての記述がある。
それを紹介します
ちょっと難しいですがなるべく解説を入れながら進めてみたいと思います
アイソスタシーは、ヒマラヤ山脈での鉛直線偏差(重力の鉛直方向からのずれ)が理論的な計算値の1/3しかないという矛盾を説明するために,大山脈の下では地殻が厚くなっていると考えられた理論である。
つまり、軽い地殻がマントル内に深く沈みこむことで浮力を生じ、均衡を保っているのである。
この理論の前提には、マントルがきわめてゆっくりと働く力に対しては、粘性体としてふるまうという事実がある。
つまり地上って硬いんだけど卵の殻にいる。もしくはこんにゃくの上に板が乗っているって感じで、非常に動きやすい環境にあります^^)
ところで、北欧のバルト海周辺で年々海岸線が沖に向かって後退していることは知られていたが、フィンランドのウィッテンヒ(1918)は検潮儀による測定結果を公表することによって、科学的にその事実を裏付けた。
特に北部のボスニア湾では1年に約10mmの速さで隆起が続き、約8500年前のヨルジア海と呼ばれる時代の海岸線は200mの高さに達していた。
バルト海の南ではほとんど隆起は無く、測量の結果ボスニア海を中心とするドーム状の膨らみがわかり、およそ1万年前の氷河の後退移行、隆起が続いていたと考えられる。
つまり地球温暖化で氷河が融けると地面が動くって言ってます
イギリスのジャーミソン(1865)は、この隆起運動をアイソスタシーで説明した。
すなわちバルト海周辺の隆起運動は、後氷期にスカンジナビア氷床で融解し(融けて)、氷床発達以前の状態に復帰しようとして隆起を続けている姿だったのである。
つまり、氷の重さで地面が沈むってことです。融ければ盛り上がる
氷床の消長にかかわるようなアイソスタシーを氷河性アイソスタシー(glacio-isostasy)という。
氷河性アイソスタシー運動はイングランド北部や北米のハドソン湾周辺でも生じていることデーリーほかの研究者によって報告された。
また、ノルウエーのナンセン(1921)は旧海岸線の高度分布を詳細に調べ、アイソスタシー運動が次のような形で推移していることを指摘し、
1)氷期に氷床が発達するとその重みで地殻下のマントルに沈むが、マントル内では氷床の中心から周辺部へ向かう物質の流動が起こり氷床の周囲では膨らみが生じる
つまり軟式テニスボールを握ると分かります
2)氷床が拡大するにつれてこの膨らみは外側へと波のように広がる。
3)ここからが大事^^)気候が温暖となり氷河が融解すると、氷床の中心部ではアイソスタシーにより隆起の反転するが、膨らんでいた周辺部では反対に沈降するようになる。
後略
僕は別に福田首相をかばうつもりではないけど、結局ガソリンの無駄使いをしたら、地震になって我が身に降りかかってくる可能性があることだけは分かっていて欲しい
民主党がこれを分かっていてガソリン値下げ隊を結成したなら許せないし、氷床性アイソスタシーを民主党のネクスト環境大臣が知らないなんて馬鹿げている
最近やたらに地震が多いのも、地震対策を国が推し進めているのも分かる気がする僕です