明けましておめでとうございます今年も宜しくお願いします
タイトルの前に今日の新聞に沖縄県普天間基地交渉前進に展望と小麦・大豆の備蓄拡大が出ていました良い方向に進みそうです
どちらも待ったなしで頑張って欲しいです
それではタイトルに戻ります。
今回は、フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』さんの力をお借りしてお伝えします
オゾンは、三つの酸素原子からなる、酸素の同位体です。分子式はO3です。腐食性が強く、生臭く特徴的な刺激臭を持つ有害物質です。僕は臭いを嗅いだ事は無いです
大気中にもごく低い濃度で存在しています。
オゾンとはどんなものか?もう少し見てみましょう。
オゾンは常温常圧では薄青色の気体である。沸点で紺色の体になり、凝固点で濃紫色の固体となる。
中心の酸素原子と両端の酸素原子の結合は2本とも等価であり、オゾン分子は2つの極限構造からなる共鳴混成体であると考えられている。
一般に空気に紫外線を照射したり、酸素中で無声放電(「むせいほうでん」は、一定の間隔をおいた平板の片側、もしくは両側の電極を絶縁体(誘電体)で覆い、交流電圧をかけた場合に起こる放電。誘電体バリア放電ともいう。
電極が絶縁体で覆われているため電極に電荷が流れ込むことが出来ず、大きな電流が流れない。そのため火花放電やコロナ放電のように放電時に音が出ず、そのために無声放電と呼ばれている。放電部分は空気中では紫がかった光を発する。
この放電はオゾン生成装置(オゾナイザ)やプラズマディスプレイに使われ、NOXやSOXといった有害排気ガスの分解などに応用される。)を行うなど、高いエネルギーを持つ電子と酸素分子の衝突によってオゾンが発生します
酸素と電気、機械があればオゾンが作れます
オゾンの発生は主に以下の科学式で表せます。
3O2→2O3
またオゾンは不安定な分子であるため、放置しておくと以下の化学式で酸素に変化します。
2O3→3O2
この反応は温度や圧力が上昇するほど早くなります。
オゾンの生産は、工業的には一般に水銀灯による短い波長の紫外線照射や高電圧による低音放電によって生産される。
低音放電装置は二枚の電極板によって構成され、電極表面に高い誘導率をもつホウケイ酸ガラス(パイレックスガス)や雲母のような絶縁体で覆う。交流高電圧を電極にかけると無声放電が起こり、平板間に流した酸素分子が解離し、他の酸素分子と再結合することによってオゾンが発生する等があります。
オゾン層とは地球の大気中でオゾンの濃度が高い部分の事であります。
オゾンは地上から約20~50kmほどの成層圏に多く存在し、特に地上から20~25kmの高さで最も密度がたかくなります。オゾンは酸素原子が3個結合してできる分子であり、人体に有害です。
オゾン層は、太陽からの有害な紫外線の多くを吸収し、地上の生態系保護の役割を果たしています。またオゾンはヒドロキシラジカル、一酸化窒素、塩素原子などの存在によって分解される。これらは成層圏で自然にも発生するものであり、オゾン生成と分解のバランスが保たれてきました。
しかし冷蔵庫、クーラーなどの冷媒や、プリント基板の洗浄剤として使用されてきたフロンなどの塩素を含む化学物質が大気中に排出されたことで、成層圏で塩素原子が増加し、オゾン層の破壊が進みました。
フロンは非常に安定な物質であるため、ほとんど分解されないまま成層圏に達し、太陽からの紫外線によって分解され、オゾンを分解する働きを持つ塩素原子が出来ます。
この塩素原子は、たった一個でオゾン分子約10万個を連鎖的に分解していきます。こうした原因からオゾンホールと呼ばれるオゾン濃度が極端に薄くなった部分が出来ました。
南極上空では、オゾンホールが毎年9月から10月に現れることが知られています。
このままオゾン層が破壊され地表に有害な紫外線が増えると、皮膚がんや結膜炎などが増加することが考えられています。気象庁の観測によると、日本上空においても、オゾンの減少傾向が確認されています。しかし近年になってフロンガスの全世界的な使用規制が功を奏したとみられ、オゾンは徐々にではあるが再生されつつあるが、まだまだ予断を許せる状況ではないらしいです
なお、「これまでに放出されたフロンが成層圏に届くまでには数十年かかるので、オゾン層の破壊はこれから更に進行する」というのは俗説らしいです。
実際は、対流圏でフロン濃度が最大になってから成層圏でフロン濃度が最大になるまでに要する時間は、3~4年程度らしいです。
一方、最近の研究によると、温度が低くなるとオゾン層も減ってくるという説が提案されているらしいです。でも地球温暖化の今オゾン層が増えたとのニュースは聞きません(^^;)
季節変動やQBO、南極振動などの太陽活動に誘起された太陽活動に誘起されたテレコネクション(離れた2つ以上の地域で気圧がシーソーのように伴って変化する現象である。)による南極の寒冷化がオゾンホールの主な原因ではないかと指摘する報告があがってきているらしいです。
続く(^^)