タイトルの前にサッカーオシム監督の意識が回復したとの報道がありました。まずは一安心。一日も早くご回復をお祈り致します。さて次期監督におかちゃんこと岡田監督に代表監督の要請があるとか、オシム監督が元気になったら色々アドバイスをして欲しいと思います
それではタイトルに戻ります。
報道によると、耐震強度偽装事件の反省により、改正建築基準法が施工されて5ヵ月がたちました。これにより、建築確認の審査が厳格化された影響で、建築士や自治体の間で混乱状態が続いているそうです。審査の長期化で新設住宅の着工戸数が急減し、景気への影響も懸念されるとあります。
記事には色々あります。その中で僕が目を引いたのは、審査の迅速化の切り札として期待されている、新しい国交相認定の構造計算ソフトの件です。
このソフト、計算データの改ざん防止機能や、建築基準法に適合しない数値の入力禁止機能など10項目を義務づけているそうです。しかし、ある会社の意見では「国はまだ細かい基準を示しておらず、認定は来年6月頃までずれ込むのでは」との見通しらしいです。国も景気減速を望んでいないだろう。しかし、うかつな細かい基準も出せない。ただ早くしないとまた景気の光が消えて行きます。
さて僕の母親のお父さん、つまり僕にとってはおじいちゃんですが、昔左官を中心とする会社を経営してました。63歳で亡くなりましたが、僕には父親より好きなおじいちゃんでした。そのおじいちゃんが僕が高校生の頃左官のバイトをさせてくれました。
おじいちゃん曰わく「鉄斎は足が大きいから、泥踏みにちょうど良い」って笑ってました。ここでちょっと泥踏みについて説明します。まず専用の泥を容器に入れて藁を切った物を次に入れてよく混ぜ合わせます。この時に足で踏みます。かなり疲れます
そしてこの混ぜ合わせた泥を壁に格子状に組み合わせた竹に塗って行きます。
僕が塗ると、塗った「はし」から顔に落ちてきます
僕の父親は上手に塗っているので、感心して見ていました。
後昔から手抜きが多いのも、建築業界。ある日おじいちゃんからバイトの指令です。家を建てる途中でお金を持ってトンズラ(行方不明になったと言う意味)した業者変わって仕事を引き継いで欲しいとの依頼です。家の下には湿気が上がらないように、マサ土を入れるのですが、この家には入ってません。それにこの家はもう床板がかなり張っています。
僕はおじいちゃんから木切れを持たされ、この厚さまで床に潜ってマサ土を入れるように、との指令です。僕はヤレヤレと思いながら、もうひとりのバイトと一緒にヒィヒィ言いながらバケツで埋めていきました。
手抜きの後始末は大変です。話はかなりそれましたが、国交省も全力投球して欲しいです。早くしないと、建築会社が潰れますね![]()

