僕の父親は昭和10年代生まれで、終戦後の影響がまだ残っている時代に高校生だった。

 父親の先輩には、毎日高校に電車通学するのに、日本刀をさげてくる人がいて結構怖かったが弱い者いじめをしない人だったと言っていた。ここで弁護しておくが、あくまでも日本刀で人を斬りつけたりしない人だった。今なら銃刀法違反で逮捕されます。よい子は真似しないでね。

 

 でも、この頃の人間関係は同じ学校の生徒に危害を加える事も少なく、どっちかと言えば他校との争いが多かったようです。

 

 僕の父親も仲間が他校の生徒に殴られたので他校の生徒と喧嘩になり、当時高校生だった父親一人と他校生徒40人とで喧嘩になったらしい。結果は7人まで倒したのを覚えているが、完全にボコボコにされたので、どうして家に帰ったか覚えていないと言っていた。

 

 次の日から仲間が毎日迎えに来て両脇を抱えてもらいながら、学校に通ったらしい。仲間意識の強い時代だった。

 

 次に僕の話。小学生一年生の時は女の子に毎日いじめられて、しょっちゅう泣いて帰っていた。それで学校に行くのが嫌だったなニコニコそれからはだんだん心が強くなって、いじめにも強くなってきた。この頃のいじめ
は、机の中にカビが生えたパンを見つけていじめられた人とかいました。