そもそもは、美しき女性からプレゼントされたわたくしではござりますが、それいこうは、ご主人さまの温かなふくらみである息子様をお守り、包み込むお役をいただきました…。



それはもう、一生懸命に働きました。

しかし、今はごみ箱の中で真っ暗なごみ箱のなかで、クッタリとふけっております。


いいえ。良いのです。良いのです。それぞれに寿命というものがござりますゆえ…。











しかしっ!!せめてっ!!せめて最後まで私でありつづけたかったっ!!

いや、後、1ヶ月はわたくしも役をまっとうできたのだ。息子様をお守りできたのだ!!

にもかかわらず、ご主人様は少しゴムが緩んだからと言って、私を処分したのです。

しかも…。最後には、床をふく、雑巾としてあつかいました。



せめて…。しょぼんせめて最後まで自分の役をまっとうしたかった。せめて最後まで自分のままでここに来たかった…。








わたくしはパンツです。

わたくしはパンツです。



わたくしは……。











わたくしはボディーワイルドと呼ばれていた……パンツです。


BVD兄さんっ!!わたくしはパンツです!!



決して雑巾なんかじゃないん……だ。