シングルマザーは、子どもの節目を迎えるたび「よくぞここまで育ってくれた」と感慨深く熱いものが込み上げてくると思います。
と同時に、この先かかる学費のことが心配になりますよね。
実は、シングルマザーのための学費支援制度があるのです。
本記事では、シングルマザーのための学費支援制度とその活用方法を解説 します。
シングルマザーで子どもの学費に不安を抱えている方は、本記事を参考にしてくださいね。
シングルマザーが直面する学費課題
私の場合は、中学卒業の時に母に言われました。
「私が高校までは何とか面倒見れると思うけれど、大学は無理だと思う。大学に行こうと思うなら、(離婚した)お父さんのところに行きなさい。」と。
私の高校の時は、奨学金と母子寡婦福祉年金の2つを借りることができました。
2種類とも完済しました。
母の宣言を聞いて高校入学と同時に大学進学は半分位諦めたような諦めきれないような…「だったら進学校に入らなくてもよかったのになぁ」と思うことも度々。
トドメを刺すように高校3年のときに2度も母が過労で倒れ、母の看病のため学校を休み授業についていけなくなって、きっぱり進学を断念。
担任の先生に卒業だけは何としても頑張れ!と言われ、最後の期末テストは必死で頑張り、無事卒業し就職。
私の息子たちには私のような思いをさせたくないと、二人とも大学に進学させました。
…ところがどこでどう間違えたのか、揃いも揃ってあと1年か2年というところで退学してしまったんですよ、中退です。
全くもって、親の心子知らず。
本当にかわいい息子たちです。
シングルマザー支援の学費援助制度とは
シングルマザー支援の学費援助制度とは次の2つがあります。
- 学費補助金について
- 奨学金の活用
詳しく説明します。
学費補助金について
経済的な理由などで進学が難しい学生にお金を貸してくれる、もしくは給付してくれる制度が、奨学金です。
給付型奨学金…卒業後の返済義務が発生しない。
将来の生活に経済的な負担を持ち込まなくて済む。
給付の条件があり。
(成績が優秀であること・家庭が経済的に困窮していること)
貸与型奨学金…無利子で借りられる「第一種奨学金」・有利子で借りる「第二種奨学
金」の2つのタイプあり。
給付型に比べ審査に通りやすい傾向あり。
貸与型は卒業後に返済しなければなりません。
奨学金の活用
具体的な学費支援には2つあります。
- 市町村による制度の利用
- NPOや企業による制度の活用
詳しく説明します。
市町村による制度の利用
地方公共団体の福祉担当窓口で取り扱っている「母子父子寡婦福祉資金貸付金制度」。
自治体によって、制度の種類やそれぞれの要件・限度額などが異なるので、自治体で実施している制度を確認する必要があります。
NPOや企業による制度の活用
全国母子寡婦福祉団体協会は「ひとり親家庭支援奨学金制度」
奨学会(新聞社)が実施している「新聞奨学生」
民間企業が実施するひとり親家庭支援奨学金制度が「【給付型】夢を応援基金(ひとり親家庭支援奨学金制度)」
日本政策金融公庫では「【貸与型】国の教育ローン(教育一般貸付)」
文部科学省「平成30年度子供の学習費調査の結果について」と独立行政法人 日本学生支援機構「令和2年度学生生活調査結果 大学昼間部(速報値)」を参考にチェックし
利用できるものは利用しましょう。
学費を抑えるための節約術
学費を抑えるための節約術に次の2つがあります。
- 中古教材の活用
- スカラシップ制度を利用する
詳しく説明します。
中古教材の活用
そろばんや裁縫道具・書道セット・トレーニングウエア・制服・スキー用品などは、知人やフリーマーケットなどで手に入れる方法を利用されている方もいます。
新品でなくても間に合うものは間に合わせても十分です。
スカラシップ制度を利用する
スカラシップ制度(入試)は、給付型奨学金制度の1つです。
スカラシップ入試とは、奨学金を給付するのにふさわしい学生を選抜する試験のことです。
一般選抜[前期]・一般選抜(大学入学共通テスト利用選抜)[前期]を、優秀な成績で合格した者(各学科入学定員の10%以内)に対し、「給費生」または「特待生」として学費の減免・免除、あるいは入学金や施設費の減免・免除といった経済的な支援を受けることができます 。
貸与型ではなく給付型なので、返済する必要がありません 。
具体的な学費支援の申請方法
高校生等への修学支援について
高等学校等就学支援金は、オンラインによる申請が可能です。
ログインには、学校から配布されるID・パスワードが必要です。
学校によっては紙媒体での申請のみ受け付けている場合があるので、詳細は学校に
確認が必要です。
学費と生活費をダブルでサポートする「高等教育の修学支援新制度」についての詳細は、文部科学省ホームページ を参照してください。
まとめ
シングルマザーは、子どもの節目を迎えるたび「よくぞここまで育ってくれた」と感慨深く熱いものが込み上げてくると思います。
と同時に、この先かかる学費のことが心配になりますよね。
実は、シングルマザーのための学費支援制度があるのです。
本記事では、シングルマザーのための学費支援制度とその活用方法を解説 しました。
シングルマザーで子どもの学費に不安を抱えている方は、本記事を参考にしてくださいね。
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