今年の冬のこと
このあとも見かけては安心して

見かけなくなると不安になる

だけどチャーちゃんの生命力の強さは

そこらの野良猫の比じゃなくて

猫風邪でお目目がグジュグジュだったのに

春頃には自然治癒

この夏の猛暑にも耐え忍んで

何度目かわからない秋を迎えます

最後は暖かい部屋で。。。

そんな偽善的な事を思った私でしたが

捕獲器を用意するわけでもなく

餌やりさんに相談して

ムリだと言われ諦めましたが

世の中にはとても優しい人がいます

うちのお店の前の新築に

越してこられたのは半年ほど前

ご挨拶に来られたご夫婦はお二人暮らし

お子さんはいらっしゃらないようでしたが

穏やかそうなお人柄に好印象を持ちました

最近そのお宅の玄関近くに捕獲器を見かけ
心がざわざわしました

たまたま外に出られていた奥さんに

捕獲器のことをお聞きしたら。。。

敷地内で猫に餌をやる人がいて

ご主人がキツく注意されたそう

この時点でご主人は少し後悔されたそう

私達のせいでこの子が餌にあぶれたら

この子はどうやって生きていくのだろう?

そう考えるようになり

猫に餌を与え始めたらしく

そうなると

自分達が餌付けしている猫が

近くに糞尿することに申し訳なさを感じる

警戒心が強く懐かない猫だとは思うが

ご主人と相談し

捕獲して家族として迎えよう

そう決めたそう💧

踏み板の仕掛の捕獲器に入ったそうですが

踏み板を踏むに至らなかったそうで

知り合いから

リモコンで閉まる捕獲器を借りてきて

捕獲の時を待っているとのこと

穴があったら入りたいくらい恥ずかしい

私はここまで真剣にチャーちゃんのこと

考えたことあっただろうか。。。

年齢不詳のチャーちゃんは

おそらく10年近く生きているシニア猫

その現実を踏まえても

家族に迎えてくださるというご夫婦に

ただただ感謝の気持が止まりません

二〜三日飢えさせて

捕獲器をセットしますので、と

お聞きした3日後

インターホンの下の貼り紙を見つけました

配達業者の方へ

玄関近くに病気療養中の猫がいます
インターホンを鳴らさず
宅配ボックに入れてください

捕獲は無事に成功したようです

チャーちゃん、これからは

暖かいお家で美味しいものを食べれるね

あとどのくらい生きれるか分からないけど

暑い夏、寒い冬を頑張って生きた強い子

残りの時間が幸せな猫生でありますように

真摯で真面目でお優しいご夫婦には

今回のことで見習うことがたくさん

私もこの方々を見習って

真の優しさを持てるように生きたい