寝付かせ猫 | ヒゲとハナたれとあごしろのぽてぽて旅日記

寝付かせ猫



気がついたのは、子供が大きくなってからで、いつからかは分からないけど、ユッコは子供たちを毎晩寝付かせしていたみたい。


子供たちが2階に上がると、さっきまでソファーで寝ていたゆっこが消える。


そして30分くらいで下りてくる。2階で何してるのか見に行くと子供の一人の側に静かに座っていて、寝付くともう一人の方へ行く。


たぬき寝入りでも移動するらしい。二人が寝付くと下に下りる。


不思議な行動だけど、やっぱり寝付かせしてる気がする。


ユッコは末っ子で、ずっと甘える存在だった。


こぶが虹の橋を渡る1年前まで、夜になるとこぶを追いかけ回して遊んでもらっていた。てつこの側にくっついて寝ていた。


黒白二人がいなくなった時、ユッコはシマシマの後輩がいて、とても母性にあふれているとは言い難かったけど、シマシマが悲鳴を上げるとピュッと行って心配そうに見ている。


そしてその対象は私の子供たちにも及んでいたらしく、ユッコは毎晩クールに寝付かせの仕事をこなしている。


もう15歳のおばあちゃん猫だけど、静かで賢いいい子なんだよユッコは。