中国不動産開発の万科CEO、国家当局が拘束か-経済観察報
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深圳市政府から派遣された特別チームが事業運営に介入-報道
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万科は買収されるか再編の可能性がある-社債値下がり続く
祝九勝CEO Photographer: Billy H.C. Kwok/Bloomberg
中国の不動産開発大手、万科企業の祝九勝最高経営責任者(CEO)が警察に連行され、国家当局に拘束された可能性があると、経済観察報が匿名の関係者の話として伝えた。
報道によれば、深圳市政府から派遣された特別チームが事業運営に介入した。 万科は買収されるか再編の可能性があるという。深圳市には同社の本社がある。
これとは別に経済観察報は、祝CEOが警察に連行されたと報じた。報道に関するコメントを祝氏に電話で求めたが、回答はなかった。万科は16日、先にブルームバーグ・ニュースから問い合わせを受けた際にすぐコメントしなかった。
報道から数時間後に中国メディアの財聯は、祝氏が17日早くの「微信(ウィーチャット)」への投稿で、万科の賃貸集合住宅事業を宣伝したと伝えた。その後、祝氏は財聯の記者からの電話に答えたが、会話の内容は明らかにされていない。
中国不動産市場の先導役である万科の社債は売り込まれている。返済期限が迫る多額の債務や、政府の取り組みにもかかわらず収束しない不動産危機への懸念が背景にある。
ブルームバーグ集計データによると、2025年に償還または償還オプション対象となる万科の人民元建ておよびドル建て債は49億ドル(約7600億円)相当と、国内不動産開発会社の中で最も多い。28年1月償還債は16日、価格急落を受けて取引が停止された。
久しぶりに、中国不動産企業ネタ。
>中国の不動産開発大手、万科企業の祝九勝最高経営責任者(CEO)が警察に連行され、国家当局に拘束された可能性がある
おっと!
万科のCEOが中国当局に拘束されたらしい~。
万科と言えば、昨年3月に住宅販売の落ち込みと資金調達の不確実性からジャンク級に格下げされてました!
詳しくはコチラ↓
>深圳市政府から派遣された特別チームが事業運営に介入した。 万科は買収されるか再編の可能性があるという。深圳市には同社の本社がある。
なるほど!
中国当局は現状での再建は無理と判断し、深圳市政府の管轄下におかれているようだね。
その中で、最高責任者の祝九勝くんが捕まったという状況だね。
現在の中国不動産市場の状況を見れば、デフォルトさせるのが一番だと思うけどね。
深圳市の役人たちが裏でいろいろ関わっているのでしょうなぁ~w
「生き残り組」の民間開発業者14社は以下の通り。
碧桂園 →デフォルト
雅居楽集団 →デフォルト
瑞安建業
中国金茂控股集団 →資産切り売り中
万科置業(香港) →ジャンク級に格下げ、CEO拘束! NEW
新城発展
遠洋集団 →デフォルト
緑城中国
RKプロパティーズ・インターナショナル
中駿集団 →デフォルト
龍湖集団 →投資適格級最低に格下げ
大連万達集団 →資産切り売り中
華南城 →利払い延期でデフォルト回避
ヤンロード・ランド・グループ
合生創展集団
金地集団