蜜月関係なのになぜ? 米当局が韓国系元CIA分析官を起訴
討論会に参加したスー・ミ・テリー氏=2017年6月/Lucas Jackson/Reuters/File
【ミルウォーキー聯合ニュース】韓国系米国人で北朝鮮専門家として知られる米中央情報局(CIA)元分析官のスミ・テリー氏が、韓国政府のエージェントとして活動したとして米検察に起訴されたことで、韓米関係に及ぼす影響に注目が集まっている。
テリー氏は米シンクタンクの外交問題評議会などに所属し、朝鮮半島問題に関するセミナーにパネリストとして出席するほか、テレビのコメンテーターとしても活動していた。
また、脱北の過酷な実態を捉えて世界的に高い評価を受けたドキュメンタリー映画「ビヨンド・ユートピア 脱北」の共同プロデューサーも務めた。
裁判書類によると、テリー氏は米政府当局者から非公開を前提に入手した情報を韓国情報当局と共有したり、韓米政府関係者の会合を取り持ったりした見返りに韓国政府側から食事の接待を受けたり、高級バッグなどを受け取ったりしたとされる。
しかし、テリー氏の弁護側はこれらの容疑を強く否定しているという。
韓米同盟や韓米日安全保障協力の強化、経済安保協力が進み、尹錫悦(ユン・ソクヨル)政権とバイデン政権の関係が良好な中で起こった今回の問題は、米ワシントンの朝鮮半島専門家の間で驚きをもって受け止められた。
米捜査当局は韓国情報機関が関与しているとみており、韓米間の円滑な情報交流に影響を及ぼしかねないとの懸念が出ることも予想される。
一方では、今回の事件を韓米関係とは切り離し、単純な法執行とみなければならないとの指摘もある。
移民大国である米国は、自国の国籍を持つ公職者が母国の利益になる行為を行うことに対し厳しい基準を適用することで知られている。
このような背景において、米国国籍のテリー氏に対しても韓米関係への政治的配慮を排除して捜査や起訴が行われた可能性があるとの分析も出ている。
また、テリー氏は現職公務員ではないため、米海軍情報局で働いていた韓国系米国人が米政府の機密情報を韓国政府に渡したとしてスパイ罪で起訴され、懲役9年を言い渡された1996年の「ロバート・キム事件」とは異なるとの見方もある。
テリー氏は2001年から11年までCIAを含む米政府機関で勤務したが、職を離れて10年以上が過ぎており、政府の機密情報に常時接することができる立場にはない。
韓米消息筋は16日、「ロビイストとして登録せずに外国政府を助ける行為をしたことに対する取り締まりと見なすべきだ」として、公判で被告の弁論を見守る必要があると述べた。
ただ、これまで朝鮮半島で重大な問題が発生した場合には米国と韓国がそれぞれ、または共同で政策立案を行い、これを実行する過程で米国内の朝鮮半島専門家が両国間の情報交流や懸案分析における橋渡し役を担ってきたことから、今回の事件により他の専門家の活動も萎縮することを懸念する声も上がっている。
>韓国系米国人で北朝鮮専門家として知られる米中央情報局(CIA)元分析官のスミ・テリー氏が、韓国政府のエージェントとして活動したとして米検察に起訴された
へぇ~。
韓国系米国人がスパイの疑惑で起訴されたようだねw
>ロビイストとして登録せずに外国政府を助ける行為をしたことに対する取り締まりと見なすべきだ
そうそう。
米国では、ロビー活動の透明性を保つための法令や制度が整備されていて、ロビイストは法律に基づき、議会に身分登録する必要があるんだよね。企業などが議員や政府高官に政策立案を働きかけるロビイストを雇い、各社は四半期ごとにロビー活動の内容や報酬額などを米議会に報告することが義務付けられているらしい。
つまり、このテリーくんとやらは、ロビイストとして登録せずに韓国のためにロビー活動したために起訴されたということかな。
>「ロバート・キム事件」
これの事件は知らなかったぞ!
ちょっと調べてみたら・・・
ロバート・キムスパイ事件
ロバート・キムとペク・ドンイル大佐は、機密に指定されていない情報だけをやり取りし、米国の同盟国である大韓民国政府に情報を提供したので、スパイ罪が適用されるという考え自体がなかったようだ。 当時、恥ずかしかった韓米関係が反映された事件という見解がある。
米国は北朝鮮潜水艦をほぼ3時間間隔で移動経路を観測していた。 韓国の領海に入った北朝鮮潜水艦は二隻だった。 そのうちの一隻が東海岸に座礁したもので、もう一隻は南海岸付近に行籍が現れた。 東海沿岸に沿って済州島南端に行籍が続いていた。
ペク・ドンイル大佐を監聴、監視していたFBIは、北朝鮮潜水した関連情報を送受信する場面を捉え、9月24日、駐米韓国大使館国軍の日レセプションに出席し、FBI要員に逮捕された。 ロバート・キムの家族は駐米韓国大使館に助けを要請したが、韓国政府は個人の問題だと助けることができないという。当時裁判過程を回顧した内容は次の通りである。
当初、有罪認定条件で裁判部で1年減刑を約束しました。 いざ宣告日に判事が「あなたは米国市民権者として国旗の前に忠誠誓いをした。 今後、あなたのように市民権を受ける人々に見本を見せるために1年を加える。 高等裁判所に控訴したが棄却されました。
ロバート・キム:祖国はなぜ私を見捨てるのでしょうか?
「金大中(キム・デジュン)大統領が大統領としては困難であるなら、ノーベル平和賞を受賞した一個人としアメリカ側に安否を伺うだけでも、大きな助けになります」。
韓国側にアメリカの国家機密を漏洩したとするスパイ罪で懲役9年の刑を言い渡され、4年半服役中の韓国系アメリカ人 ロバート・キム(韓国名 キム・チェゴン、61)氏が、東亜(トンア)日報との単独インタビューで、自身の赦免のため祖国が動いてくれることを訴えた。
キム氏は先月25日、収監されているペンシルベニア州アランウッド連邦刑務所で行った電話インタビューの中で「たとえアメリカ市民になったとはいえ、祖国は韓国だ」とし「国民の一人として邪心なく祖国を助け、結果ここ《刑務所》にいる私に関心を持ってほしい」と話した。
アメリカ海軍情報局でコンピューター情報分析官として働いていたキム氏は、国家機密39件を駐米韓国大使館職員に漏洩した疑いで、96年逮捕され翌年懲役9年と保護観察3年を宣告されて現在服役中。キム氏が収監後、韓国の新聞社とインタビューを行ったのは今回が初めて。
この記事は、逮捕収監4年後のキムくんの記事。
祖国のために情報を流して収監されたのに、韓国政府が見捨てたニダ!ってことらしい~。
その後、無事に刑期を終え、韓国に帰国したようだ。
>今回の事件により他の専門家の活動も萎縮することを懸念する声も上がっている。
ロバート・キム事件後も、在米韓国人たちは身を縮こませて過ごしたようだが・・・
最近、キミらはレッドチームの疑い濃厚で、米国から不信の目で見られがち~。
そのため、ロビー活動自体うまくいってないって嘆いてたよな。
だったら、今更萎縮とは関係ないんじゃないかな~www



