「予算100億円」韓国開催の世界スカウトジャンボリー、キャンプ場造成より組織委運営に巨額資金投入…15年日本開催時は
最も多く費用がかかったのは組織委運営費だった。740億ウォン(約80億円)が人件費などの運営費として支出された。ジャンボリー事務局組織委は、各種実務チームだけで30チームあり、総人員数は117人だ。さらに政府支援委員会(30人)、実務委員会(19人)、組織委員会(152人)、執行委員会(21人)などの上位機関と全羅北道などの地方政府組職まで合わせれば、肥大化した行政組職運営だけでも相当な額が投入されている。
その一方で、ジャンボリーのイベントに欠かせない基盤施設造成235億ウォン(約26億円)、キャンプ場造成129億(約14億円)、直沼川活動場造成36億(約4億円)、大集会場造成30億ウォン(約3億円)など、現場インフラ構築に必要な施設費には組織委運営費740億ウォン(約80億円)をはるかに下回る金額しか投入されていない。
2017年に世界スカウトジャンボリーの招致が確定した当初、総事業費は491億ウォン(約53億円)だったが、2020年12月時点の事業費は846億ウォン(約92億円)と2倍近くに増えた。全羅北道は当時、ジャンボリー用地の上下水道施設や日陰になる場所といった基盤施設の拡充と、本イベントの予行演習となる「プレ・ジャンボリー」事業費の増額を理由に、予算がさらに必要だと主張した。
しかし、予算増額理由だったプレ・ジャンボリー事業は2022年7月に中止された。新型コロナウイルス感染症の流行拡大を問題視したためだったが、実際には大雨によってジャンボリー用地が泥だらけになったことや、上下水道施設が整備されておらず、猛暑対策施設に不備がありキャンプが不可能だった点が同年の国政監査で指摘されていた。
それから1年たった今年5月と7月にも、プレ・ジャンボリー中止の一因だった豪雨によるジャンボリー用地浸水が再度発生した。浸水問題などを解決するために予算を2倍近く増やしたが、同じ問題が2年連続で発生したのだ。それでも共同組織委員長である野党・共に民主党のキム・ユンドク議員は今年5月の国会本会議で、「浸水対策のために国費を投入しなければならない」と予算をさらに増やすべきだと主張した。
主催者側が6年にわたり組織と予算の拡大ばかりを主張していた間、干拓地であるセマングムに設けられたキャンプ場の上下水道など基盤施設工事は後回しにされた。全羅北道は2021年にキャンプ場基盤施設工事業者を選定するとして緊急入札公告を出した。工事予想期間だけで2年なのに、ジャンボリー開催まであと1年9カ月という時点でも、基盤施設工事の70%を担当する業者が選定されていなかったのだ。
女性家族部・全羅北道などの公務員たちがジャンボリー準備活動を理由に、まるで観光旅行のような出張をし、予算を無駄遣いしたとの批判もある。全羅北道庁関係者5人は2018年5月、「世界スカウトジャンボリー成功開催事例調査」を名目にスイスとイタリアに6泊8日間出張した。スイスのインターラーケンとルツェルン、イタリアのミラノとベネチアといった観光名所がコースに含まれていた。だが、スイスとイタリアは世界スカウトジャンボリーを開催した経験がない。同年12月には全羅北道の職員らが「オーストラリア・スカウト連盟を訪問する」と言ってオーストラリアに出張、2019年には女性家族部と全羅北道の職員らが「第24回世界スカウトジャンボリーを視察する」という名目で米国に行ってきた。
それにもかかわらず、韓国国内の参加者数が予想より低調だったため、全羅北道議会は昨年道内の生徒や教職員に対し、1人当り参加費153万ウォン(約17万円)のうち103万ウォン(約11万円)を支援する条例を可決した。
2015年に日本の山口県で開催された第23回世界スカウトジャンボリーの予算は380億ウォン(約41億円)という規模だった。韓国のように特別法制定や特別予算編成はなく、行事も中央政府ではなく山口県が実施した。成功のうちに終わったと評価されている1991年の第17回世界スカウトジャンボリー(韓国江原道高城郡)の予算も98億ウォン(約10億円)だった。
すっかり、世界中に嫌韓派を増やすことにだけ貢献した「世界スカウトジャンボリー韓国大会」なんですが・・・
予想通りの展開ですよw
>総事業費は1402億1500万ウォン(約152億円)に達する。
総事業費152億円!!
ちなみに、15年に山口県で開催された際は予算41億円でした。
その3倍以上!
それなのに、設置されたシャワーはコレ↓
男女の区分がなく、カーテンもないキャンプ場内のシャワー施設
こっちから丸見え。
こりゃ~若い女性は嫌がるよねぇ~・
>最も多く費用がかかったのは組織委運営費だった。740億ウォン(約80億円)が人件費などの運営費として支出された。
人件費が異常に高額。
毎度のことだけど・・・偉い人たちがポケットナイナイしちゃったんだなw
韓国開催の世界スカウト大会 台風6号で首都圏に避難
【扶安聯合ニュース】韓国南西部・全羅北道セマングムで開催中のボーイスカウト・ガールスカウトの祭典「世界スカウトジャンボリー」(1~12日)に参加しているスカウトらが台風6号の接近に伴い、会場内のキャンプ地を離れ、ソウルなど首都圏に向かうことが7日、分かった。世界スカウト機構がホームページで発表した。
韓国政府などによると、各国の参加者は8日午前10時ごろから順次、現地を出発する予定だ。
夏季休暇中の尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領はこの日午前、韓悳洙(ハン・ドクス)首相と李祥敏(イ・サンミン)行政安全部長官から「緊急時対応計画」に関する報告を受けた。
スカウトらがキャンプ地を離れることになり、キャンプ地から近い全州ワールドカップ競技場で11日に開催予定だったK―POP公演もソウルワールドカップ競技場などで開催する案が検討されている。
◇猛暑での中止危機を乗り越えたものの台風で撤収
記録的な猛暑や非衛生的な施設などの問題で一部の国の参加者が撤収を決める中、スカウト機構と韓国の組織委員会は同地で続行する意思を示していたが、台風の接近に伴い、結局、キャンプ地からの撤収を決めた。
スカウト機構は韓国政府から大会の参加者全員を予定より早くセマングムから出発させる予定であるとの連絡を受けたとし、参加者が帰国するまで必要な支援を提供するよう韓国側に要請したと説明した。
韓国政府も同日、セマングムからの早期撤収を宣言し、緊急時対応計画を発表した。行政安全部の金星鎬(キム・ソンホ)災難(災害)安全管理本部長は現地で記者会見を開き、「台風が襲来した場合、全羅北道が影響圏に入ることになり、大会の運営が困難になることが予想されるため、尹大統領の指示を受け、計画をまとめた」と述べた。計画にはスカウト機構や各国の要請が反映されたという。
各国のスカウト隊員らは8日午前10時ごろから順次、セマングムのキャンプ地を出る予定だ。156カ国・地域から参加している3万6000人余りが対象で、移動のため約1000台のバスが投じられる。
◇スカウトらは首都圏に K―POP公演も首都圏開催が有力
スカウトらは南西部の開催地から、台風の影響が少ない首都圏に移動し、その後の日程を消化する。
韓国政府は残りの5日間、宿泊地と新たなプログラムを提供するため万全の準備をすると表明した。組織委の関係者は聯合ニュースの取材に対し、「スカウトらは各自治体の収容可能な施設に行く予定」とし「自治体ごとに伝統文化体験など文化·観光プログラムを用意する」と話した。政府はソウル市内の大学寮や企業の研修施設、公共の体育館などに宿泊先を変更する案を検討しているという。
ソウル市は政府の対策づくりに積極的に呼応し、総力を挙げて支援することを決めた。サムスン電子、SKグループ、現代自動車などの企業も工場見学などを提供することで、支援を続ける。
11日に開催される予定だったK―POP公演もソウルワールドカップ競技場など規模の大きいスタジアムなどで開く案を検討している。
◇早期撤収はキャンプ地の排水不良 台風に耐えられないと判断
セマングムからの早期撤収が決まったのは、同地が干潟を埋め立てて造成されたキャンプ地だったことから水はけが悪いためという。
スカウト機構は台風がもたらす雨と風の被害を総合的に考慮し、スカウトらの安全に問題が生じる可能性があると判断した。
本大会を控えて昨年開かれる予定だった「プレジャンボリー」も新型コロナウイルス感染症の問題だけでなく、排水への懸念などがあり開催されなかった。
◇大会は事実上失敗 与野党が責任巡り攻防か
スカウトらの撤収が決定し、セマングムでの大会は事実上、失敗に終わった。今後は大会が失敗した原因と責任の所在がどこにあるのかが焦点になるとみられる。
主催側である組織委が1000億ウォン(約108億円)台の予算のほとんどをキャンプ地の造成ではなく、組織委の運営に使っていたことが明らかになり、批判の矛先は組織委に向けられている。政府、全羅北道、組織委などによると、今回の大会に投じられた総予算は1171億ウォンで、このうち870億ウォンが組織委の運営費や事業費として使われたことが分かった。一方、上下水道や下水処理施設、駐車場などインフラの造成には205億ウォンが使用された。大集会場と強制排水施設の造成にはそれぞれ30億ウォンが投じられた。スカウトらの不評を買ったトイレやシャワー施設、給水台などの施設の設置には予算の11%程度の130億ウォンが使われた。
女性家族部や全羅北道などの公務員が視察を名目に数十回にわたり、海外出張に行っていたことも問題視されている。
>韓国南西部・全羅北道セマングムで開催中のボーイスカウト・ガールスカウトの祭典「世界スカウトジャンボリー」(1~12日)に参加しているスカウトらが台風6号の接近に伴い、会場内のキャンプ地を離れ、ソウルなど首都圏に向かう
結局、台風6号の接近で、参加者全員が撤収、ソウルなど首都圏に避難することに・・・
夏場での開催なんだから、こうなることもシミレーションしてたと思いたいけど・・・(韓国だからなぁ~)
結果、撤収で落ち着いたことは良かったと思うぞ。
さ~て、今後は与野党の責任のなすりつけ合いが見ものですなwww