「一生懸命生きても結局カンガルー族」… 高騰した物価・家賃に親の元に帰る青年たち
50歳未満の大人10人のうち3人は親と同居元
独立後の生活費負担に再びカンガルー族に
大人になっても親と一緒に暮らして経済的支援を受ける、いわゆる「カンガルー族」が増えている。社会に第一歩を踏み出す20代はもちろん、社会活動が盛んな30・40代までも経済的理由などで親の元を離れないことが分かった。上がるだけ上がってしまった住宅価格と高騰した物価などを一人で家賃を払うには無理があるという判断からだ。
カンガルー族が増えた理由は、高騰した物価と住宅費負担などが影響を与えたものと見られる。韓国銀行は今年の年間消費者物価上昇率を4.7%と見通した。これはグローバル金融危機で物価が暴騰した去る2008年と同じ水準だ。しかも、天井知らずに高騰したソウルマンション価格と高まった貸出金利も青年たちには負担だ。
会社員のチョ・ジュヨンさん(28、仮名)も自分だけの空間を夢見たが、現実的な壁にぶつかって両親と一緒に暮らしている。彼は「実家を出て生きれば気楽だが、お金が貯まらない」として「両親の手助けなしで生きるのは容易ではない。30才前は経済的に独立したいが月給が大きく上がりそうでなくて難しいようだ」と話した。
最近は親元を離れて住居費と生活費の圧迫に勝てず、再び実家に戻ってくる人も少なくない。特に結婚後独立したがチョンセ難と子育て問題などで実家に帰るいわゆる「リトル族」も出ている。リトル族は「帰る」という意味の「リターン(return)」と「カンガルー族」を合わせた新造語だ。
ただし、子どもたちの経済的依存に親世代は少なくない負担を感じる姿だ。ライナ生命社会貢献財団であるライナ全盛期財団がソウル在住満55歳~74歳男女1068人を対象に中長年世代の引退後社会参加をテーマに調査した結果、回答者の91.7%が「子供の世話をする計画がない」と答えた。
チェ・ソンヨン韓国保健社会研究院副研究委員は、「成人した子供が親元を離れることは、特定の年齢を中心に規範化されておらず、労働市場の履行と結婚という事件によって選択的に行われる」として、「成人になった後も親との同居が持続し、非同居親に引き続き経済的支援を受けることは、韓国社会の文化的特質ではなく、制度と政策の問題次元でさらに深化した研究を通じて説明されなければならない」と話した。
日本でも子供部屋おじさん(通称:ことオジ)なんて言われてますが・・・
お隣さんでも、成人した子供が実家に帰ってくる例が急増中みたいだね。
ソウルでは成人のうち3割、未婚に限れば64%がが実家住まいの通称『カンガルー族』
まあ、トラオ政権のおかげで、若者の就業率が低下した上に住宅価格が爆上げしたのですから・・・
一生懸命生きたくても、カンガルー族でなければ暮らしていけないのということですな。