中国恒大の危機 PART4 債権売り浴びせ! | 情報は自分で習得し、自分で判断する

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中国恒大、デフォルトリスクを警告-1~6月は29%減益

  • 借り入れは5720億元に減少-5年ぶりの低水準

  • 2023年6月までに借り入れを3500億元以下に減らす方針

  資金難が続く中国恒大集団は31日、不動産などの資産売却や新規投資家の確保を通じた資金調達の取り組みが十分でない場合、デフォルト(債務不履行)に陥るリスクがあると明らかにした。

  同社は決算発表の資料で、「借り入れでのデフォルトと通常事業外の訴訟のリスクがある」と説明した。

  1-6月(上期)の純利益は前年同期比29%減の105億元(約1785億円)と、先週示したガイダンスに沿った水準となった。

 

中国恒大の資産売却は始まったばかり-当局からの財務改善圧力強まる

  同社は業者への支払いが滞り一部のプロジェクトで作業が停止していることも明らかにした。納入業者および建築業者と作業再開に向けて協議しているという。「事業を続けるため最大限の努力をし、顧客にスケジュール通り物件を引き渡すよう努める」としている。

  中国恒大の総負債額は1-6月に1%増え1兆9700億元となった。

  一方、借り入れは5720億元に減少し、ブルームバーグの集計によれば、5年ぶりの低水準。昨年末時点の7170億元から20%減、今年3月の6740億元からは15%減った。同社は3月、2023年6月までに借り入れを3500億元以下に減らす方針を示している。

 

 

 さ~て、注目の中国恒大が上半期の決算を発表したようなんですが・・・

 

 (♯`ハ´) 「このままではデフォルトするアルネ!」

 

 と発表www

 

 当然、市場は騒然!

 

中国恒大のドル建て債が30セント割れ、他の中国不動産会社に売り波及

  中国恒大集団のドル建て債に対する売り浴びせが悪化し、他の不動産開発会社の債券にも再び売りが広がっている。資金難の中国恒大を支援するかどうか、当局決定の重要性は増している。

  同社のドル建て債の中で特に広く保有されている2025年6月償還債は、1日の取引で額面1ドルに対し6セント下落して28.5セントと、過去最低を更新した。同社は前日、資産売却が実現しない場合にデフォルト(債務不履行)に陥るリスクがあると発表。これをきっかけに民間銀行が持ち高解消を進め、欧州時間に入って売りが加速したと複数のトレーダーが指摘した。

  この下げが佳兆業集団や花樣年控股、広州富力地産など、他の不動産開発企業が発行したジャンク(投資不適格級)債にも波及。ブルームバーグがまとめたデータによると、広州富力地産のドル建て2024年償還債は4.1セント安の66.8セントとなった。

 

中国恒大債(紫)と広州富力地産債(白)、佳兆業集団債(青)

出所:ブルームバーグ

 

 

 市場は中国恒大債権を売り浴びせ、1日で25%も下落しました!

 

 当然、中国内の他の不動産会社にも波及中。

 

 以前、記事にあったのだが・・・

 

 中国恒大は長期債券の引き受け手がおらず、仕方なく商業手形を乱発中。

 

 詳しくはコチラ↓

 

 

 その手形も利回りが36%になっているらしい。

 

 つまり、1年以上の長期借り入れが出来ず、仕方なく満期半年の手形を利息36%で引き受けてもらっているのだ!

 

 まさに、自転車操業www

 

 その上、今回債権を売られて、まさに火の車だろうね。

 

 年末までもつのかね??