アフガンの行方 PART6-米軍撤退完了 | 情報は自分で習得し、自分で判断する

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米軍、アフガン撤収完了 米史上最長の戦争終結

カブールの空港で米軍機に搭乗する米兵士(8月30日)
 
 [ワシントン 30日 ロイター] - 米軍は30日、アフガニスタンからの撤収が完了したと発表した。これにより、2001年の同時多発攻撃をきっかけに始まった約20年に及ぶ米史上最長の戦争が終結した。
 最後の米軍輸送機が首都カブールの空港を離陸したことを受け、マッケンジー米中央軍司令官がワシントンの国防総省で記者会見を行い、撤収完了を発表した。
 
 中東の衛生テレビ、アルジャジーラが30日伝えたところによると、イスラム主義組織タリバンの報道官は、最後の米兵がカブール空港から撤収し、アフガニスタンは完全な独立を手に入れたと表明した。

 バイデン米大統領は撤退完了後に出した声明で「20年間にわたるアフガンでの駐留が終了した」とし、危険を伴う退避活動に携わった米軍に謝意を示した。

 また、国際社会はアフガン出国を望む人々の安全な移動を認めるという確約をタリバンに守らせると表明した。米軍撤退について、31日午後に国民に向けて演説する方針も明らかにした。

 

 バイデン氏は31日を米軍の撤退期限としていた。タリバンによるカブール制圧以降のアフガン情勢への対応を巡り、バイデン氏は与野党双方から厳しい批判を浴びている。

 米国や北大西洋条約機構(NATO)同盟国は、タリバンが想定を超える速さで実権を握ったことを受けて撤退加速を強いられた。現地には西側諸国に協力してきた数千人のアフガン人が残されている。

 マッケンジー司令官は、空港にたどり着けなかった250人未満の米国人も、最後の米軍輸送機で出国させられなかったと説明。

 「この撤退は多くの悲痛を伴った。退避させたかった全員の出国はできなかった。だが、あと10日駐留したとしても全員は退避させられなかっただろう」と述べた。

 

 タリバンは今月15日にカブールを制圧。米国は14日以降、12万2000人を超える人をアフガニスタンから退避させた。米国や西側同盟国は自国民のほか、現地の通訳や大使館職員、人権活動家、ジャーナリストなどの退避を急いだ。

 米兵13人や多数のアフガン人が死亡し、過激派組織「イスラム国」(IS)系勢力が犯行声明を出した先週の自爆攻撃を受け、退避活動の危険は一層高まった。

 米国はISに攻撃の代償を払わせるとしているほか、アフガンが過激派の温床になるのを防ぎたい考えであることから、今回の撤退完了がアフガンへの軍事的関与の終わりになるかどうかは不透明だ。

 

 

 予定通り、米軍がアフガニスタンから撤退を完了したようです。

 

 今後、タリバンが政権を握るのでしょうけど・・・

 

>国際社会はアフガン出国を望む人々の安全な移動を認めるという確約をタリバンに守らせると表明

 

 まだ、アフガンにとどまっている日本人を含む海外の人々の出国が出来ることを願いますね。