政府、資金流出の兆しに企業・銀行外貨資金増やす
先物為替ポジション限度25%拡大...外貨資金供給して「市場の不安ブロック」
[アジア経済チャン・セフ記者]
政府が18日、銀行の先物為替ポジション限度を25%に拡大することにしたのは、最近の新型コロナウイルス感染症(コロナ19)の世界大流行で国内株式市場が急落して、為替レートが急騰するなど外貨流出兆しが感知されたためとみられる。
今回の措置で、外貨資金の供給が一部拡大すると期待される。しかし、外国人の資金流出を防ぐには限界があるという懸念も出ている。
企画財政部及び金融委員会及び韓国銀行及び金融監督院などは、18日に開かれたマクロ経済、金融会議で、国内の外貨流動性の現状を確認し、銀行の先物為替ポジション限度を25%に拡大することにした。これに対して、国内銀行の先物為替ポジション限度は40%から50%に、外銀支店は200%から250%に、それぞれ上げる。
このような措置は、国内の外国為替スワップ市場の場合、外国人株式資金関連需要などで、一時的な雪崩現象が発生するなどの変動性が拡大する恐れがあるからだ。
キム・ソンウク企画財政部国際金融局長は、「今回の先物ポジション拡大で約50億〜100億ドル程度の資金が流入される」として、「外銀支店の中では、かなりの数がポジション限度に近いところがある」と述べた。政府は、銀行の外貨資金供給余力が拡大されているだけに、現在先物為替ポジションが高い銀行を中心に外貨資金の供給が一部拡大するものと期待している。
ただ、政府の先物拡大措置では、外国人投資家の資金流出を防ぐには限界がある懸念も出ている。
オ・チャンソプ現代証券研究員は、 「資金調達も限界があることがありますが、外国人投資家が抜けていく部分を見なければならない」として、「今のような状況では、金利を最初から高めてウォン安防御するしかないが、今の京畿道は良くなくて、金利を高める方法は事実上不可能である」と述べた。一方、政府は市場の変動性が拡大される場合、物量供給のほか金融機関にドルを貸すなどの追加措置を継続する方針だ。
https://www.asiae.co.kr/article/2020031811163076452
韓国政府のドル資金不足への対応策を発表しました。
なるほど!
銀行の先物取引制限枠を引き上げたんだね。
外資家銀行などは、すでに制限枠上限近くで、枠が広がることで外貨を持ってこれることになり、国内に5~10億ドルほど流れ込むと予想しているんだね。要は、ヘッジファンドがもっと韓国内で投資しやすいように緩和したということだな。
まあ、悪い手ではないよね。
韓国政府は、現在のウォン安は新型コロナによる一時的なものと見ており、落ちつけばウォン安も止まり、投資も戻るだろうと予想して、このような政策を施したのだろうね。
だからと言って、ヘッジが逃げ出すことは防げないかもしれないけれど・・・
ちなみに、本日のウォンたんは終値1239.77とどうにか踏ん張った。
残念ながら、コスピたんは午後2時以降急激に売られて、一気に1621で終了!
さらに時間外で1604まで落ちている!
1600切りは近いかも・・・