所得主導成長1年の逆説…韓国で貧富の差が拡大

  所得主導成長を前面に出しながら最低賃金を大幅に引き上げた文在寅(ムン・ジェイン)政権に残念な成績表が届いた。今年1-3月期、高所得層の所得だけが増えて、低所得層の所得はむしろ急減したという調査結果が出たからだ。専門家の間では「所得主導成長政策の失敗」という評価まで出ている。

  統計庁によると、今年1-3月期、最も所得が少ない階層の第1分位(所得下位20%)家計の名目所得は月平均128万6700ウォン(約13万円)と、前年同期比8.0%減少した。2003年に関連統計の作成を開始して以降、最も大幅に減少した。第2分位(所得下位20-40%)の月平均所得も272万2600ウォンと、前年同期比4.0%減少した。

  一方、最も所得が多い階層の第5分位(所得上位20%)の月平均所得は1015万1700ウォンと、前年同期比9.3%増加した。過去初めて1000万ウォンを超え、1-3月期基準で最大の増加率となった。昨年の大企業の実績好転などが影響したという分析だ。

  これを受け、
代表的な分配指標の5分位倍率も5.95倍と、2003年以降の最高値となった。5分位倍率とは、高所得層の第5分位の平均所得を低所得層の第1分位の平均所得で割った値で、この数値が大きいほど所得分配が均等でないことを意味する。

  これは政府の目標とは完全に逆に向かっている。文在寅政権は二極化解消のために最低賃金引き上げ、非正規職の正規職化など低所得層の所得を増やす所得主導成長政策を進めてきた。

  昨年10-12月期の家計動向調査の発表当時はまだ効果があるように見えた。第1、第2分位ともに所得が1年前より増えたうえ、7期連続で悪化していた5分位倍率も改善したからだ。

  しかしわずか3カ月後に状況は変わった。政府をさらに悩ませるのは政策の失敗と解釈される余地がある点だ。企画財政部は低所得層の所得減少の理由として高齢化による低所得高齢者の増加、卸・小売業および飲食・宿泊業などサービス業の雇用不振を挙げた。この2つの業種は最低賃金引き上げの影響を直接受けると推定される代表的な業種だ。

  ソン・テユン延世大経済学部教授は「最低賃金の引き上げなど労働コストを高める政策が意図とは違って低所得層にマイナスに作用したようだ」とし「所得が低い階層は最低賃金の引き上げによって職場を失うケースもあるだろう」と述べた。

  イ・インシル西江大経済大学院教授は「低所得層の賃金を増やして経済を活性化するというのが所得主導成長の基本骨格だが、むしろ高所得層との格差がさらに広がったというのは衝撃的」とし「所得主導成長政策は失敗したと見なければいけない」と話した。イ教授は「今からでも企業の意欲を高める政策と労働などの構造改革政策を急いで推進する必要がある」とし「世界景気の方向がいつ変わるか分からず、時間は多くない」と語った。


所得主導成長を前面に出しながら最低賃金を大幅に引き上げた文在寅(ムン・ジェイン)政権に残念な成績表が届いた。

 トラオくんご自慢の所得主導成長政策の1年の成果がいろいろ出てきたようです。

代表的な分配指標の5分位倍率も5.95倍と、2003年以降の最高値となった。
 
 分配指標となるらしい5分位倍率とやらが、過去最悪らしいwww

 この5分位倍率とやらは、国民の所得階級を5段階に分別し、最上位総20%の所得を最下位層20%で割った値らしいです。

 所得格差が大きいほど、数値が高いという事だね。

文在寅政権は二極化解消のために最低賃金引き上げ、非正規職の正規職化など低所得層の所得を増やす所得主導成長政策を進めてきた。

 トラオくんは、最低賃金引き上げと非正規雇用者の正職化などを進めて低所得者の所得を増やすことで経済成長を促すという面白い政策を進めてきました。

 実際の目玉対策としては
 ①失業率を減らすために公務員を81万人増やすニダ!
 ②最低賃金を20年までに1万ウォン(千円)に上げるニダ!
 ③非正規雇用者は全員正規雇用にするニダ!
 ④中小企業に就職した青年には100万支給するニダ!
 ⑤青年が創業した場合は税金免除するニダ!

 今のところ、ざっとこんな感じだったのですが・・・

 この『所得主導成長』モデル、経済学界では非主流派の中のさらにサブカルチャーと言われるぐらいの怪しいモデルでして、経済界で検証されたこともないレベルの代物。

 お伽話のような政策ですから、OECDもあきれ返っておりまして、

 m9(・∀・)ビシッ!! 「オマエラのやってることは全部的外れだわ!」

 と言われてました。


 景気が悪いのに最低賃金を無理やり引き上げるのですから、中小企業の雇用は当然減り、失業率も悪化。

 結果、所得格差がさらに拡大中らしいですwww

低所得層の賃金を増やして経済を活性化するというのが所得主導成長の基本骨格だが、むしろ高所得層との格差がさらに広がったというのは衝撃的」とし「所得主導成長政策は失敗したと見なければいけない」

 専門家も・・・

 <#`Д´> 「この結果は衝撃ニダ!やはり所得主導成長政策は失敗だったニダ!」

 と言ってます・・・

 まあ、トラオくんはじめ左派の連中は脳内お花畑ですからねぇ~。

 客観的事実よりも分配したウリたちは素晴らしいニダ!って感じていると思いますけど。