ギリシャは限界-18日がラストチャンス! | 晴走雨読

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欧州は最悪に備える、ギリシャは限界-18日が最後のチャンス

  (ブルームバーグ):ギリシャのチプラス首相が瀬戸際戦略で同国の財政を限界に押しやる中、欧州の当局者らは最悪の事態に備えている。

 ドイツのメルケル首相は今週、チプラス首相に救済の条件となる枠組みの受け入れを迫った。国際通貨基金(IMF)の代表団は交渉進展をあきらめてブリュッセルを去った。ユーロ圏の当局者らは、ギリシャ財政を安定させる案を12日中に提出することを要求した。

 これらに対しギリシャ側は、年金削減を拒否し債務再編を求めている。ギリシャ救済プログラムは月末で失効するため、残された時間は限られている。欧州連合(EU)のトゥスク大統領もチプラス首相の姿勢を批判した。

 欧州の財務当局者らが11日夜に合意したスケジュールは、ギリシャが12日中に提案を出し、週末の債権者側による検討作業を経て16日までに実務者レベルの合意に達するというもの。ユーロ圏の財務相らは18日に会合を開く。一部のユーロ参加国ではギリシャ救済について議会で可決する必要があるため、月末のプログラム失効前にギリシャが資金を確保する最後のチャンスが同会合となる。



>ギリシャが12日中に提案を出し、週末の債権者側による検討作業を経て16日までに実務者レベルの合意に達するというもの。ユーロ圏の財務相らは18日に会合を開く。


 さて、ギリシャ支援については、来週18日に開催されるユーロ財務相会議が最後のチャンスらしい~。

 月末のIMFの借金返済も含めて、いよいよ正念場となりそうだけど・・・

 仮に、合意できなかった場合、今後の推移がきになるよね?

ギリシャ混迷続く、債務不履行シナリオをEU協議

 [ブリュッセル/アテネ 12日 ロイター] - ギリシャ支援協議の難航が続くなか、12日は欧州連合(EU)高官がギリシャが債務不履行(デフォルト)に陥る可能性を正式に協議していたことが関係筋の話で明らかになった。一方、ギリシャ当局者は18日までの交渉妥結に期待を表明するなど、混迷は続いている。


 複数の当局者によると、来週のユーロ圏財務相会合(ユーログループ)の準備に関与している各国の代表が11日に協議。その結果、現行支援期限が切れる6月末のシナリオとして3つの選択肢が検討された。

 最も可能性が低いのは、期限に間に合うよう来週、合意に達するシナリオ。第2のシナリオは、現行の支援プログラム再延長、第3のシナリオはギリシャが債務不履行に陥る可能性を認めるというもの。ただ、協議の結論は出なかったとしている。
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 これについて、ギリシャ政府当局者は18日までの交渉妥結に期待を表明。EU内でギリシャのユーロ圏離脱シナリオが協議されたとの報道についても否定した。
 前日には国際通貨基金(IMF)の交渉団がギリシャと債権団との間になお大きな隔たりがあるとして、交渉が行われていたブリュッセルを離れワシントンに引き揚げている。
 これについてギリシャ政府当局者は、ギリシャだけでなく、欧州委員会と欧州中央銀行(ECB)も含めたすべての当事者に圧力をかけるものと非難。
 ただ、欧州委員会のユンケル委員長はこの日、国際通貨基金(IMF)がギリシャとの協議チームをブリュッセルから引き揚げたことについて、合意をあきらめたわけではないとの見解を表明。

 ドイツのメルケル首相もギリシャと債権団は共に債務問題を解決する意志を見せる必要があると述べ、協議を続けることが肝要と主張。「ことわざに言うように、『意志あるところに道あり』だ。ただそれにはお互いの意志を汲むべきであり、したがってわれわれは協議を継続する」と語った。

 こうしたなか、ギリシャのチプラス首相はこの日、自国の交渉チームと3時間にわたり今後の対応を協議。13日にブリュッセルで行われる協議には副首相が出席する。

 支援協議の着地点がいまだ見えないなか、エコノミストの間では、債権団は近くギリシャに対し、債権団側の要求を受け入れるか、ユーロ圏から離脱するか、最後通告を行う可能性があるとの見方が出ている。
 三菱東京のデレック・ハルペニー氏は、「この最後通告は近く行われると見ている。ただ、その結果、ギリシャがユーロ圏を離脱するとのシナリオを描いている人はいない。何らかの解決が得られるとの期待はまだ消えていない」と述べた。


最も可能性が低いのは、期限に間に合うよう来週、合意に達するシナリオ。第2のシナリオは、現行の支援プログラム再延長、第3のシナリオはギリシャが債務不履行に陥る可能性を認めるというもの

 合意の可能性は低いとなると・・・

 ギリシャがデフォルトするか?

 現行の支援プログラムの再延長?

 そうだ!

 今回の支援プログラムが6月末で終了というのも、2月下旬に4ヶ月延長という裏技でゴタゴタが続いたんだった!

 詳しくはコチラ⇒『ギリシャ、4カ月間の猶予されたニダ!』 2015/02/25

 この4ヶ月間で、さらにギリシャから預金が流出して国内経済は低迷・・・

 一部では、チプラス政権批判も出始めている中、

 ユーロとしては、このまま再延長することでチプラス首相退陣に追い込むという手もあるな!?

 でも、延長しても、現行プログラムでも支援してないよなwww

 4ヶ月前はまだギリシャ政府も借金返すだけの余力はあったけど・・・

 今は借金返済も困難な状況だからな~

 となると・・・

 どっちにしても、ギリシャのデフォルト決定!?