ギリシャのチプラス首相、地方から中央政府に資金強制移管
救済資金の支払いをめぐる交渉が行き詰まる中で、同政権は公務員の給与や年金、国際通貨基金(IMF)への返済資金を必要としている。この措置を受けてギリシャ国債は下落。3年債利回りは2012年の債務再編以来の高水準となった。政令はギリシャ当局者からも疑問視され、野党の批判を浴びた。
ギリシャのデフォルト(債務不履行)とユーロ圏離脱はユーロ圏にとってトラウマであり、ギリシャ経済を大きな危機に陥れるだろうとノワイエ・フランス中銀総裁は20日付の仏紙フィガロとのインタビューで述べている。
ロンドン時間午後5時(日本時間21日午前1時)現在、3年債利回りは28.7%に上昇。CMAのデータによれば、ギリシャ債を保証するクレジット・デフォルト・スワップ(CDS)は5年以内のデフォルトの確率81%前後を示唆している。3月初めは約67%だった。
今回の資金は公務員給与や5月12日期限のIMFへの7億7000万ユーロ相当の支払いで使い果たされる可能性もあると関係者は話している。
サンライズ・ブローカーズの債券調査エグゼクティブディレクターのジャンルカ・ジグリオ氏(ロンドン在勤)はギリシャ政府の行動について、次の「ステップは全ての公的セクターの機関や公的セクターの企業に同様の措置を講じることになるかもしれない」と指摘した。
アテネ市議会や地方公共団体の連合は21日に会合を開き、政令について協議する。
>今回の資金は公務員給与や5月12日期限のIMFへの7億7000万ユーロ相当の支払いで使い果たされる可能性もあると関係者は話している。
ギリシャの自治体が反対を表明-中央政府への資金強制移管
(ブルームバーグ):支払い能力の維持を目指すギリシャ中央政府の財源探しが難航する中、地方自治体の準備金を短期の資金繰りに活用する中央政府の決定に自治体側が反対を表明した。
アッティカ地方の都市圏でアテネ、ピレウスに次ぐ第3の都市であるグリファダのパパニコラウ市長は20日の電話取材に対し、「われわれの準備金を接収するという政府の決定は憲法や法律上だけでなくモラルの面でも問題がある。われわれには市民のために働く責任がある」と語った。同市は約1600万ユーロ(約20億円)の準備金を保有しているという。
ギリシャ国内の自治体で構成される連合会の長を務めるパトゥリス・マルーシ市長は20日の声明で、「政治的にも制度的にも容認できない決定だ。自治体の資金に手を出した政府はこれまでなかった」とコメントした。
アテネ市長執務室の報道官によれば、アテネ市議会と自治体連合会は21日に政令に関する討議を行う予定。
ギリシャのごたごたを時系列でw
ギリシャ政府:支援が足りん。おかわりの金貸してくんないと破綻するから!キリッ
ギリシャ議会:国民に議事堂を包囲され、大反対を受けるも緊縮財政案、可決!
トロイカ:よ~~し、とりあえずおかわり分の支援してやるからな。
ギリシャ政府:実を言いますと、約束してた財政赤字削減目標、全くクリアできてません!キリッ
トロイカ:また嘘ついたんか~!次のおかわりは中止。
ギリシャ議会:国民が24時間ストライキの中、増税を約束にトロイカさんにおかわり要請
EU:おかわり許したる!ただし民間は借金棒引き!あとギリシャは緊縮財政の確約書出せ!
ギリシャ政府:確約書提出。さ~て債権団は借金棒引きに応じろよ。ダメなら強制的な棒引きも考えるぞ!
民間債権団:ここまできたら棒引きに応じるしかない・・・
ギリシャ政府:やったぞ!借金棒引きになった!総選挙するわ!
ギリシャ議会:緊縮財政派が勝利!サマラス連立政権誕生、緊縮財政案可決
ギリシャ経済:緊縮財政進行で失業率27.6%、若年者の失業率は64.9% サマラス政権支持率低下
サマラス首相:大統領選挙で支持率回復を目指すも敗北。結局、再び総選挙へ!
ツィプラス党首:反緊縮、さらなる借金棒引きを掲げて極左SYRIZAが勝利。ツィプラス政権誕生
ECB:お前らの主張は信用できん。これ以上直接金は貸さん!
EU:4ヶ月間だけ金貸してやるから、返済&改革計画提出なっ!
バルファキス財務相:ユーロの支援は、ギリシャには迷惑で犯罪ニダ!
ドイツ国民:バルファキスくんの発言に激怒!これ以上支援するなっ!
ギリシャ政府:金ないし、IMFへの借金返済できないから、中露に擦り寄るかなw
EU:追加支援して欲しいなら、緊縮財政実行ししろ!
ギリシャ政府:困った・・月末の支払いが出来ない。こうなったら地方政府から強制徴収するぞ! ←イマココ