中国本土債券、2回目のデフォルト状態 | 情報は自分で習得し、自分で判断する

情報は自分で習得し、自分で判断する

笑韓しながら世界経済について勉強中。晴れた日はランニング、雨の日は読書が趣味なオッサンです。

中国本土債券、2回目のデフォルト状態も-華通路橋が届け出

  7月17日(ブルームバーグ):中国本土の債券市場で2回目のデフォルト(債務不履行)状態が発生する可能性が高まっている。

  山西省の建設会社、華通路橋集団 は上海清算所への16日の届け出で、23日に期限を迎える1年物証券4億元(約65億円)が償還不能となる可能性があることを明らかにした。同社は王国瑞会長が当局の調査に協力していると説明しているが、詳細は開示していない。

  先週発表された中国人民政治協商会議(政協)山西省委員会の声明やメディアの報道によれば、王氏は同政協委員の資格を取り消された。


  中国では上海超日太陽能科技 が3月、予定していた利払いを全額はできず、本土の社債市場で初のデフォルト状態を引き起こした。華通路橋は利払い不能に加え元本も償還できない初のケースとなる可能性がある。また中国で債券取引の規模が最も大きい銀行間証券市場での初のデフォルト状態ともなる。

  国泰君安証券の債券アナリスト、徐寒飛氏は「華通路橋がデフォルト状態に陥る可能性は非常に高い。その場合、投資家のリスク心理に大きな影響を及ぼすだろう」と述べた。



>山西省の建設会社、華通路橋集団 は上海清算所への16日の届け出で、23日に期限を迎える1年物証券4億元(約65億円)が償還不能となる可能性があることを明らかにした。

 ほほう~~。

 中国で、今度は建設会社が65億円の債権を償還ができずにデフォルトですかwww

>華通路橋は利払い不能に加え元本も償還できない初のケースとなる可能性がある。また中国で債券取引の規模が最も大きい銀行間証券市場での初のデフォルト状態ともなる。


 今年3月に太陽光発電関連メーカーが利払いできずに、中国本土債権で始めてデフォルトしましたが・・・

 ちなみに、中国本土でのデフォルト2回目なんて言ってますけど、3回目!

 詳しくはコチラ⇒『中国:中小企業高利回り私募債初デフォルト!』 2014/04/02
            http://blogs.yahoo.co.jp/x_men_go_go/33598511.html

 今回の場合は、利子だけでなく元本の償還も不可能ですか!

 これは、銀行間の取引に大きく影響が出そうですね~

 1年物証券??

 そうそう、昨年6月に銀行間金利が爆上げしたから、7月満期の1年物債権なんて金利が高かっただろうねぇ~。

 短期流動性の危機の影響は、半年から1年後に出てくるなんて言われてましたが・・・

 オイラの妄想では、この建設会社の債券は絶対影響をもろに受けてるだろうなwww



そろそろ、実体経済への影響が出てきたようなので、まとめ時系列を! 

12年12月:最大政府系投資会社Citicグループの利払いに遅れが発生!(鉄鋼会社破綻のため)

13年2月:鉄鋼商社への融資にデフォルトリスクが発生!
13年5月:米ゴールドマン、工商銀行の株式全て売却して撤退!
13年6月:中国市場、オーバーナイト金利が30%と爆上げ、流動性危機に!

13年9月:米バンカメ、建設銀行への投資から撤退!
13年12月:短期金利再び急騰、人民銀行緊急オペ
14年1月:工商銀行が販売した高利回り商品デフォルト寸前、謎の投資家が救済w
14年2月:建設銀行が販売した高利回り商品デフォルト!
14年3月:太陽光メーカー相次いで破綻。中国本土社債デフォルト初!
14年3月:不動産開発会社破綻。富裕層、海外保有資産を売却現金化!

14年3月:江蘇省の地方銀行で取り付け騒ぎ発生!人民銀行がある限り、預金は保護されるアル!

14年4月:農業銀行、不動産下落でパニック発生と警告発令!

14年5月:不動産販売、前年同月比マイナス5%!住宅在庫数過去最大!不良債権額10兆円突破!

14年5月:政府、銀行は銀行間融資を減らすアル!ただし、住宅ローンを増やすアル!

14年6月:銀行、住宅市場活性化のため頭金ゼロの住宅ローンを販売、人気に!(サブプライムアルか?)

14年6月:不動産仲介大手、9月には市場崩壊するアル!急いで撤退するアル!

14年6月:中央政府、3月末の段階で9省のデフォルトを発表!

14年7月:地方政府、中央政府の意向を無視して、さらに景気刺激策を打ち出す! 

14年7月:建設会社破綻。元金共に償還できない初めての事例に!    ←イマココ