【ソウル聯合ニュース】韓国銀行(中央銀行)が28日に発表した5月の国際収支(速報値)によると、経常収支は36億1000万ドル(約528億9500万円)の黒字を記録した。
黒字は4カ月連続。1~5月の黒字規模は79億1000万ドルで、前年同期比18億4000万ドル多かった。韓国銀行関係者は、「建設サービス部門の輸出が増え、5月の国際収支が黒字を記録した。同ペースが続けば、上半期の経常収支黒字規模が120億ドルを記録することも可能」と説明した。
商品収支(貿易収支に相当)の黒字は前月と同規模の17億5000万ドルだった。このうち、輸出規模は前月比4億3000万ドル多い462億5000万ドルとなった。鉄鋼製品や機械類の輸出が増加したため。
欧州の債務危機が続き、欧州連合(EU)への輸出は減少したが、中東地域への輸出は大幅に増えた。ただ、5月の輸出規模は前年同月比0.6%減、輸入は同1.1%減となった。昨年の東日本大震災による特需効果が薄れ、輸出入規模が一時的に縮小した影響もあると分析される。
注目していたはずの韓国5月の国際収支なのに・・・
忙しくて、すっかり忘れてた!
早速分析してみる!

まずは国際収支から。
う~む、思ったほど悪くないな。
経常収支は黒字だし、注目だった外貨準備高も1億4千万ドル減と少なかったし・・・

>「建設サービス部門の輸出が増え、5月の国際収支が黒字を記録した。同ペースが続けば、上半期の経常収支黒字規模が120億ドルを記録することも可能」
経常収支黒字を後押ししているのは、サービス収支なんだな。

確かに建設収支の黒字が大きいけど。。。
不景気の所為で旅行収支の赤字も減っているような・・・
まあ、彼らは建設収支が黒字ニダ!て喜んでいるけど、実際は薄利なのは有名なんだよねw

>商品収支(貿易収支に相当)の黒字は前月と同規模の17億5000万ドルだった。このうち、輸出規模は前月比4億3000万ドル多い462億5000万ドルとなった。
輸出入額は相変わらずほぼ同じ・・・
あまりにも変化が少なすぎて、かなり違和感を感じるねぇ~~
原因はおそらく・・・www

特に注目だった資本収支も大きな変化がないな・・・
正直、面白みのないデータだぞ。
しかし!オイラは一つ面白いことに気付いた!
それは、所得収支について。

毎年、4月は韓国企業の決算が発表され、配当金が所得収支の赤字として大量に海外へ流れ出す事は有名な話である。
上記のグラフは、毎年4月の所得収支の赤字額の推移である。ここ2年は15億ドルもの所得収支が1月で海外へ流れているのに、この4月はわずか4億ドルしか赤字ではないのである!
これは、なにを意味するのかといえば、当然昨年1年間の大企業の業績が悪すぎて、配当が減ったということに他ならないだろう~~。
まあ、ほとんどの企業が業績悪化したニダとか騒いでたから、驚くことではないけどねw