フランス「AAA」格付け一段階下げ、ドイツは維持-米S&P発表
1月13日(ブルームバーグ):格付け会社スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)はフランスとオーストリアの最上級格付けを引き下げた。ユーロ圏で安定的な「AAA(トリプルA)」格付けを有する国はドイツのみとなり、各国首脳による域内債務危機封じ込めの取り組みが妨げられる恐れが出てきた。
S&Pは13日、フランスとオーストリアの格付けを「AA+」と、これまでの「AAA」からそれぞれ1段階引き下げ、さらなる格下げのリスクがあると発表した。フィンランドとオランダ、ルクセンブルクは「AAA」格付けを維持したものの、引き下げ方向で検討する「ウォッチネガティブ」に指定。スペインとイタリアはいずれも格下げとなった。今回の発表の影響が最初に試されるのは16日にフランスが実施する最大87億ユーロの証券入札となる。
S&Pは「ここ数週間に欧州の政策当局者が取り決めた政策イニシアチブでは、ユーロ圏で続いているシステミックな緊張に対応するのに不十分な可能性があるというのが当社の見解だ」と発表した。
今週は借り入れコストの低下や景気回復力の兆候、欧州中央銀行(ECB)が信用逼迫(ひっぱく)を阻止したとの見方を示したことなどを背景に、欧州危機は峠に近づきつつあるとの兆しが増えていた。フランスの格下げはユーロ圏の救済基金による金融市場での資金調達を困難にする可能性がある。
キャピタル・エコノミクスの欧州担当チーフエコノミスト、ジョナサン・ロインズ氏(ロンドン在勤)は、格下げについて、「市場に大規模な影響を及ぼすどうか分からない」としながらも、「財政危機がもはや小規模な周辺国だけにとどまらないことを裏付けるものだ」と述べた。
一方、ギリシャ政府と交渉している債権銀行団はこの日、債務再編による減免について合意に至らなかったと発表、ユーロ圏で最初のソブリン債デフォルト(債務不履行)が生じるリスクが強まっている。
キタ━━━━━━━━━━━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━━━━━━━━━━━!!!!!!
フランス格下げ!
>S&Pは13日、フランスとオーストリアの格付けを「AA+」と、これまでの「AAA」からそれぞれ1段階引き下げ、さらなる格下げのリスクがあると発表した。
噂されていたので、驚きませんけど・・・
>フィンランドとオランダ、ルクセンブルクは「AAA」格付けを維持したものの、引き下げ方向で検討する「ウォッチネガティブ」に指定。
EU内では勝ち組と目されていたフィンランド、オランダ、ルクセンブルグも「ネガティブ」だって!
こっちの方が驚きなのだ!
最近のS&Pは、他の格付け会社より突出しているな~~w
>ギリシャ政府と交渉している債権銀行団はこの日、債務再編による減免について合意に至らなかったと発表、ユーロ圏で最初のソブリン債デフォルト(債務不履行)が生じるリスクが強まっている。
ギリシャのデフォルトが怪しくなってきた上に、格下げ続出・・・
来週の欧州経済は、荒れそうだな~~~