MFグローバル破産PART4-22億ドル、顧客返還 | 情報は自分で習得し、自分で判断する

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笑韓しながら世界経済について勉強中。晴れた日はランニング、雨の日は読書が趣味なオッサンです。

MFグローバルネタをいくつか。

MFグローバル顧客資金930億円、所在分からないーコーザイン氏証言

  12月8日(ブルームバーグ):経営破綻した先物ブローカー、MFグローバル・ホールディングスのジョン・コーザイン前会長兼最高経営責任者(CEO)は、不明となっている推定12億ドル(約930億円)の顧客資金の所在はわからないと述べ、投資家や顧客、MFグローバルの従業員に謝罪した。

  コーザイン氏は8日、米下院農業委員会の公聴会で証言。事前に準備された証言原稿によると、「顧客資金がどこにあるのか、なぜ今まで勘定が合っていないのかわからない」と話した。

  同氏は今回の証言で、MFグローバルが「何億ドル」もの資金の行方を把握できていないことを10月30日に知り「あぜんとした」と発言。下院農業委員会はコーザイン氏に召喚状を送付することを投票で決めた。上院農業委員会と下院金融小委員会も同氏への召喚状送付を投票で決めている。

  コーザイン氏は顧客や投資家、MFグローバルの破綻で影響を受けた元従業員に謝罪し、「彼らの苦境を思うと、私は毎日毎時、沈痛な面持ちだ」と述べた。



>ジョン・コーザイン前会長兼最高経営責任者(CEO)は、不明となっている推定12億ドル(約930億円)の顧客資金の所在はわからないと述べ、投資家や顧客、MFグローバルの従業員に謝罪した。

破綻当初から行方不明だった顧客の資金ですが、噂どおり12億ドルだったようです。

6億ドル程度と言われてましたが、その倍だったのですね。

このジョンくんは、その事実を破綻直前まで知らなかったと言っているようですが。。。

本当ですかね??

MFグローバルのコーザイン前会長を提訴-商品トレーダーら

12月8日(ブルームバーグ):経営破綻した先物ブローカー、MFグローバル・ホールディングスの前会長兼最高経営責任者(CEO)ジョン・コーザイン氏を相手取り、商品トレーダーらのグループが損害賠償訴訟をシカゴ連邦地裁に起こした。

  訴えたのは、8人のトレーダーとクリアリングハウス(決済機関)1社で、不明となっている12億ドル(約930億円)程度の資金が顧客ブローカーに払い戻されない見込みだと主張している。トレーダーらは、MFグローバル・ホールディングスが10月31日に破綻したことに伴い、子会社のMFグローバルに持っていた口座にアクセスできなくなっている。

  今回の破綻を受け、既にコーザイン氏や、MFグローバルと同社幹部らに対する訴訟が起こされている。

  コーザイン氏は8日米下院農業委員会で開かれた公聴会で、「特定の口座から意図的に資金を移したことはない」と強調し、そうしたことが起こらないよう社内にチームを設けていたと述べた。ただ、同氏と他の幹部が顧客の損失を負担することに前向きかどうかについては言及を避けた。



>訴えたのは、8人のトレーダーとクリアリングハウス(決済機関)1社で、不明となっている12億ドル(約930億円)程度の資金が顧客ブローカーに払い戻されない見込みだと主張している。

そんな対応に怒ったトレーダーたちが、案の定損害賠償を求めたようです。

MFグローバル:22億ドルの顧客資金返還を承認-破産裁判所判事

12月9日(ブルームバーグ):米証券会社MFグローバルの顧客は追加で22億ドル(約1700億円)の分配を受けることが可能であり、顧客は同社破綻で失った分の72%を回収できるとの判断を米破産裁判所判事が下した。

  9日の法廷審問を監督したマーティン・グレン判事は、MFグローバルの親会社MFグローバル・ホールディングスの債権者からの異議申し立てを退け、同社の清算作業を進めている管財人のジェームズ・ギデンズ氏からの分配に関する請求を承認した。

  ギデンズ氏の弁護士、ジェームズ・コバク氏はグレン判事に対し、大部分は数日中に行うと説明した。



>米証券会社MFグローバルの顧客は追加で22億ドル(約1700億円)の分配を受けることが可能であり、顧客は同社破綻で失った分の72%を回収できるとの判断を米破産裁判所判事が下した。

 そんな中、破産管財人は顧客に22億ドル返すことが出来ると申請し、裁判所も認めたのですね。

 この問題については、全く理解できないのですが、メモ代わりに。