輸入ビール、韓国市場の勢力図変える
【崔宝允(チェ・ボユン)記者】 ロッテ・デパートは7月25日から、ソウル市中区小公洞の本店地下1階に輸入ビール専門コーナーを設けた。韓国のデパート業界で輸入ビールだけのコーナーを設けるのは初めてだ。これまでは輸入ビールといっても焼酎やジュースなどと並んで販売されていた。特にデパートではそうだ。しかし、韓国のアルコール市場でも輸入ビールの人気が急速に高まり、今や専門コーナーまで登場するようになった。ロッテ・デパートで食品のマーケティング企画を担当するアン・ジェホさんは「デパートでの輸入ビールの売り上げは、前年同期比で105%も伸びた。最近は消費者の好みも多様化しているため、専門のコーナーを設けるに至った」と説明した。
輸入ビールが韓国の消費者に浸透し、韓国のビール市場にも変化が現れ始めている。シェアはまだ低いが、毎年大幅な伸びを示していることもあり、韓国の消費トレンドまで変えている。これまで韓国のビールといえば「薄い」「水っぽい」ものばかりだったが、苦みが強く独特な味を持つ輸入ビールのブームの影響で、韓国のビールも味の濃い製品が人気を集めている。
関税庁によると、外国産ビールの輸入量はここ5年で2倍に増えた。2006年には2万6912トンだったのが、昨年は4万8712トンに増えたのだ。今年に入ってからも6月時点の輸入量は2万6179トンに達しており、消費が増える夏の時期を迎え、年間の輸入量は5万トンを上回るものと予想される。
韓国のビール市場全体から見ると、輸入ビールのシェアはまだ3%ほどだ。しかし、大型スーパーではビール全体の売り上げのおよそ20%を占めている。Eマートによると、上半期のビールの売り上げのうち、20.7%を輸入ビールが占め、輸入ビールの割合が初めて20%を突破した。ロッテマートでも今年上半期の輸入ビールの売り上げは前年同期比で45%伸びた。エルディンガー(ドイツ)のケースを見ると、昨年9月に330ミリリットルの瓶入りの販売が始まったが、現在は昨年9月に比べ60%増えた。ロッテマートはエルディンガーが人気を集めていることを受け、ビンだけでなく3種類の缶も新たに発売した。ホームプラスは今年2月、全店舗で輸入ビールコーナーのスペースを20%拡張した。輸入元もこれまでは米国やドイツが中心だったが、最近はロシア、南米、チベットなどからも輸入されている。
輸入ビールの取扱業者は宣伝のために「ポップアップストア」(期間限定の仮店舗)などをオープンし、マーケティングの強化に乗り出している。アイルランドのギネス・ビールは22日、ソウル市江南区の街路樹通りに「ギネス・ラウンジ」をオープンし、一般の消費者を対象に1カ月間の試飲イベントを行っている。オランダのハイネケンも28日から来月20日まで、ソウル市麻浦区西橋洞の弘益大学周辺で試飲イベントを開催するほか、パーティーもできる臨時の店舗もオープンするという。

輸入ビールが韓国の消費者の心をつかみ始めていることを受け、韓国メーカーも新製品の開発や経営体質の改善に取り組んでいる。かつて韓国の酒類メーカーは業績を上げるために、月末になると卸業者に商品を押し付け、そのため卸業者は大量の在庫を抱えるケースが多かった。このような形で在庫が増えれば、消費者は製造後かなりの期間が過ぎたビールを飲むようになるため、品質や味が落ちるのは避けられない。そのため、OBビールは昨年から味に重点を置き、卸業者に送る商品の量を大幅に減らした。OBビールのカン・ジョンスク課長は「これまでは製造後6カ月以上過ぎた製品が販売されることもあったが、今は2週間から長くても3週間以内の新鮮な商品を届けている」とした上で「カス(OBビールの商品ブランド)が単一商品として今年1月に初めてハイトを一時的に上回り、5月に再びハイトを上回ったのは、このような販売戦略が功を奏したからだ」と分析している。酒類産業協会によると、カスの出庫量は1月に525万ケース(1ケースは500ミリリットル入り20本)を記録し、ハイトの517万ケースを初めて上回った。5月も623万ケースでハイトの609万ケースを再び上回った。
ハイトは2位OBからの激しい追撃に対し「多様性」で対抗している。これまでのビールは大麦とトウモロコシのでんぷんを混ぜたものが多いが、マックス(ハイト・ビール)は原料に100%大麦を使用し、深い味わいを出すのに成功した。販売開始以来、毎年の増加率は平均46%で、2006年にはわずか2%だったシェアも、今では10%を上回った。ハイト・ビールのチェ・ヨンウン課長代理は「消費者は輸入ビールの多様性に慣れてしまった。そのため韓国メーカーも消費者の選択の幅を広げるために、深くて濃い味わいの商品開発に力を入れている」と説明した。
ビールがうまい季節ですねw
若い頃はバドワイザーとか好きでしたが、やはり年を重ねますと国産の方が旨みが違うと実感しますw
>輸入ビールが韓国の消費者に浸透し、韓国のビール市場にも変化が現れ始めている。シェアはまだ低いが、毎年大幅な伸びを示していることもあり、韓国の消費トレンドまで変えている。
韓国内でも輸入ビールの消費が進んでいるようですね。
どこのビールが人気なのでしょうね?
文中には、日本のビールとは書かれてませんが、なぜか写真のビールはア○ヒのスーパー○ライだと思うのですが?
アサヒビール、韓国輸入ビール市場で初首位
アサヒビールは2000年から韓国への輸出を開始。2004年には、韓国・ロッテグループの酒類販売会社に出資してロッテアサヒ酒類を設立し、本格的に拡販を進めてきた。同社は「特に鮮度が重視される生ビール分野で圧倒的優位を占めたことが首位浮上の決定的な要因になった」と説明した。
やっぱりwww
以前に産経の黒田サンが、韓国居酒屋の生ビールはアサヒがほとんどで、「サンケイ」はないのか?サンケイのほうがキレがあるなどとジョークを飛ばしてましたが。
まあ、韓国のビールがマズイという証拠なのだろうが・・・
イオン、PB初のビール発売 「衝撃の値段」韓国製で実現
イオンは2日、国内初となるプライベートブランド(自主企画=PB)ビール「トップバリュ バーリアルラガービール」を9日から順次発売すると発表した。価格は1缶(350ミリリットル)158円と、国産メーカーブランド(NB)より40円~70円安い。イオンは昨年6月に88円で発売した第3のビールがヒットしており、今回も低価格による広い間口を武器に支持を勝ち取りたい考えだ。バーリアルラガービールはコーンスターチなどの混合物を使用せず、麦芽100%で製造。麦芽には微量の黒麦芽を配合してコクと苦味を出し、ホップはドイツの名産地のものを採用した。全国のグループの総合スーパーや食品スーパー、コンビニエンスストアのミニストップなどで販売する。年間1億缶の販売を目指す。
製造するのは韓国のメーカーで、韓国の港から海上輸送で日本の自社物流センターに近い9カ所の港に運ぶ。国内陸送距離の削減で全体の物流コストを低く抑えられることが、158円の商品価格を可能にした大きな要因だという。グループの小売り約3700店で一括大量発注できるスケールメリットも発揮される。
イオンは昨年6月、別の韓国メーカーの製造によるPBの第3のビールを発売し、これまでに累計1億6000万缶(350ミリ換算)を売り上げるヒット商品となった。今年4、6月にも新商品を追加、今回新たにラガービールを投入し、PBのビール系飲料シリーズの年間販売目標は300億円を掲げる。
発泡酒と同程度の価格設定に、国内ビールメーカーからは「衝撃の値段」とのため息も漏れる。ただ、ビールは第3のビールとは異なりブランドへの思い入れが強いといわれる。イオンは今後、ビール党の一途な心の切り崩しに挑むことになる。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110802-00000580-san-bus_all
イオンは韓国産の激安ビールを売るらしい・・・
売れるんですかね?
オイラは100%買いませんが、三多水の二の舞にならないことを祈りますw
三多水についてはコチラ⇒http://blogs.yahoo.co.jp/x_men_go_go/29474181.html