FOMC議事録:国債購入の継続決定は全会一致 | 情報は自分で習得し、自分で判断する

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FOMC議事録:緩和策の解除、「年内開始」めぐり見解分かれる

イメージ 1 4月5日(ブルームバーグ):米連邦準備制度理事会(FRB)が5日公表した連邦公開市場委員会(FOMC、3月15日開催)の議事録によると、メンバーは6000億ドルの米国債購入プログラムが終了する6月以降の金融政策の道筋について議論。年内に緩和策の解除を開始するかどうかについて見解が分かれた。

  議事録では、「少数の参加者は、経済情勢が年内の金融緩和策の縮小に向けた動きを正当化する可能性があるとの考えを示した。一方、異例な緩和策が2011年以降も正当化される可能性があると指摘した参加者も少数ながらいた」と記された。また「ほぼ全参加者」が、6月以降に国債購入を延長して、「漸減させていく必要はない」と判断した。

  また国債購入の継続決定は全会一致だったものの、少数の投票権を有するメンバーは、景気回復の強まりや物価上昇、インフレ期待の高まりといった兆候から「購入プログラムのペース低下もしくは規模縮小が適切となるかもしれない」と指摘。一方で、別の少数のメンバーは、「国債購入計画の期限前調整を予想していない」と発言した。

  インフレに関しては、メンバーのうち数名は「このところの情勢を考慮し、インフレ予想へのリスクが幾分か上方に傾いたと指摘した」と説明した。


          東日本大震災、原油価格

  議事録では、FOMC開催の4日前に発生した東日本大震災にも触れた。「日本で起きた大震災が、世界的な供給プロセスなど経済に与える影響はまだ不明だ」と説明。その上で、東日本大震災や中東での混乱で、「景気の先行き不透明感が一層増した」と指摘した。

  原油価格については、「原油の世界的な供給をめぐる懸念から、ここ数週間、価格が急激に上昇している。それでもなお、長期的なインフレ期待は安定が続いており、基調的なインフレを示す指標は抑制されている」と説明した。

  その上でメンバーらは、「原油価格の高騰が個人消費や企業の設備投資の増加見通しに下振れリスクとなる一方、長期のインフレ期待の安定およびインフレ見通しに上振れのリスクをもたらした」との認識を示した。


http://www.bloomberg.co.jp/apps/news?pid=90900001&sid=aZ06QZ2iHr4M

3月のFOMCの議事録は、訳わからんな。

国債購入は全会一致したらしいが・・・

>「少数の参加者は、経済情勢が年内の金融緩和策の縮小に向けた動きを正当化する可能性があるとの考えを示した。一方、異例な緩和策が2011年以降も正当化される可能性があると指摘した参加者も少数ながらいた」

少数意見としては、年内の金融緩和策を減らしていくことに賛成したかと思えば、緩和策の継続を指摘する参加者も少数ながらいた・・・

つまり、今後も緩和策を続けるべきという意見のほうが多いのだろうな。

>「ほぼ全参加者」が、6月以降に国債購入を延長して、「漸減させていく必要はない」と判断した。

6月以降も国債購入は続けるべきという意見が大多数なのか。

国債購入をやめるべきという連銀総裁の意見が、かなり記事になってたが、やはり一部の声だったようだ。