住宅差し押さえ問題 PART9-和解 | 情報は自分で習得し、自分で判断する

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米バンカメ、住宅ローン買い戻し問題で住宅金融公社と和解

 [シャーロット(米ノースカロライナ州)  3日 ロイター] 米銀大手バンク・オブ・アメリカ(バンカメ)(BAC.N: 株価, 企業情報, レポート)は、引き受け基準に合致しない住宅ローン債権を販売したとして住宅金融公社の連邦住宅抵当金庫(ファニーメイ)(FNMA.OB: 株価, 企業情報, レポート)と連邦住宅貸付抵当公社(フレディマック)(FMCC.OB: 株価, 企業情報, レポート)から債権の買い戻しを求められていた問題で、した。
 バンカメは同問題に関連し、第4・四半期に引当金30億ドルを計上することも明らかにした。また、同四半期の住宅ローン・保険部門ののれん減損費用として20億ドルを計上するとの見通しを示した。
 バンカメは傘下のカントリーワイドが販売した住宅ローン債権に関連し、合意の一環としてフレディマックに対して現金12億8000万ドルを支払った。ファニーメイに対しては現金13億4000万ドルの支払いなどを含め合計15億2000万ドルで和解した。
 今回の合意はアナリストが予想していた金額を大きく下回ったことから、3日の米国株式市場でバンカメは6.4%急伸。他行も近く同様の和解に達する可能性があるとの期待感から、シティグループ(C.N: 株価, 企業情報, レポート)とJPモルガン・チェース(JPM.N: 株価, 企業情報, レポート)もそれぞれ3.6%高、2.7%高となった。
 ファニーメイとフレディマックは今後、他の大手住宅金融会社ともローン債権買い戻しで合意する必要がある。ファニーメイは声明で、今回の合意は9月末時点での買い戻し要求77億ドル分のうち約44%に対応するとした。
 バンカメは、予想を下回る金額で和解したものの、引当金の計上などを踏まえると、今月21日に発表する第4・四半期決算は前期に続いて赤字となる可能性が高い。
 和解によって中核的自己資本(Tier1)比率と有形株主資本比率に影響はないとした。
 民間投資家への販売分に関しては引き続き交渉を続けている。


 BOAの住宅ローン債権の買い戻し問題は、まず住宅金融公社側に28億ドルを支払うことで和解したのですね。

>バンカメは傘下のカントリーワイドが販売した住宅ローン債権に関連し、合意の一環としてフレディマックに対して現金12億8000万ドルを支払った。ファニーメイに対しては現金13億4000万ドルの支払いなどを含め合計15億2000万ドルで和解した。

 BOAは、130億ドルの買い戻し請求を受けていましたからね。そのうちフレディマックとファニーメイに対しては28億ドルで済んだのですか?


 ずいぶん少ないですね。

>民間投資家への販売分に関しては引き続き交渉を続けている。

まあ、この両社とは様々な圧力もあるでしょうから、このぐらいの額で済むとしても、問題は民間投資家に対する保証でしょうね。