米アリーのGMACモーゲージ、23州で住宅差し押さえ停止
9月20日(ブルームバーグ):米アリー・ファイナンシャル(旧GMAC)の住宅ローン部門GMACモーゲージは、住宅差し押さえを停止するよう23州のブローカーや代理店に指示した。対象州にはフロリダやコネティカット、ニューヨークが含まれる。ブルームバーグが入手したメモで明らかになった。
17日付の2ページに及ぶ「緊急メモ」には、「一部差し押さえに関連し是正措置が必要になる」と記述されていた。アリー・ファイナンシャルの広報担当ジェームズ・オレッキー氏は社内メモの内容を確認した。
GMAC優先代理店向けに同メモで、立ち退きや権利放棄金(差し押さえ住宅の所有者に家を明け渡す代わりに支払う現金)取引、さらにロックアウトをただちに停止するよう指示した。
GMACモーゲージはまた、すでに所有権を押さえた物件については販売を一時停止する。同メモはブローカーに対し、住宅販売手続きの終了を30日間先延ばしすることを購入者に通知するよう求めている。住宅購入者は契約を破棄することも可能で、支払った頭金については返金されるという。
この記事は、ちょっと注目すべき記事です。
>米アリー・ファイナンシャル(旧GMAC)の住宅ローン部門GMACモーゲージは、住宅差し押さえを停止するよう23州のブローカーや代理店に指示した。
GMACとは、GMの完全子会社だったのだが、昨年の破綻で米アリー・ファイナンシャルに移行したんだよな。
さて、そのアリーの住宅ローン部門が、ローン販売のブローカーへ住宅差し押さえを停止するように指示をした。
その理由は、州によっては住宅保有を守る法律が存在するために、強引な差し押さえは問題がるらしいのだ。
日本人としては、借りたものは返すべきだと思うのだが、米国人は住宅ローンの支払をストップしているようなのだ。
それに対して、差し押さえの件数も多いために、裁判所の処理にも時間がかかるし、銀行としても損金処理を急ぐと、BSの毀損が進み、経営を圧迫する。
そのために、米国人は住宅ローンの支払を停止しても、今のところは、その住居に住み続けられるようだ。
まあ、ノンリコースローンの特徴なのだなwww
そのような様々な理由から、GMACモゲージはブローに対して差し押さえを停止するように指示しているようだ。
単純に考えれば、それだけ差し押さえるべき住宅が多く、住宅価格の下落は今後も続くのだろう。
しかし、ローンも支払わずに居座る米国人の気質は、日本人には理解できんな。というか、この方々は今後の行方はどうなるのだろうか?
さっぱりわからん・・・