18業界の今年の生産削減目標、工信部が公布
工業・信息(情報)化部は27日、今年中に削減を目指す18業界の生産能力の淘汰目標を公布した。国務院(中央政府)は先ごろ同様の淘汰目標を発表しているが、さらに鉄鋼やセメント、製紙など6業界で目標数値を大きく引き上げた。立ち後れている生産設備の淘汰加速と生産過剰のさらなる抑制が狙い。 大幅に目標数値が引き上げられた、主な業界別の目標数値は以下の通り(かっこ内は国務院の目標値)。◇製鉄・3,000万トン(国務院・2,500万トン)◇製鋼・825万トン(同600万トン)◇セメント・9,155万トン(同5,000万トン)◇電解アルミ・33万9,000トン(同33万トン)◇ガラス・648万トン(同600万トン)◇製紙・432万トン(同53万トン)――など。
同部の李毅中・部長は、一部で単位GDP当たりエネルギー消費の減少が大きく滞っていることなどを挙げ、工業のさらなる調整が必要であることなどを指摘。その上で「最も実行が難しいとされる製鉄では、来年はさらに7,200万トンを淘汰する計画。年内目標を早急に達成しなければならない」などとし、各地方当局に対して迅速に目標値を市や県の企業に割り振り、淘汰が必要とされる生産設備を、第3四半期までにすべて生産停止とすることなども求めた。21世紀経済報道などが伝えた。
これまた、面白い記事ですなwww
>今年中に削減を目指す18業界の生産能力の淘汰目標を公布
生産能力を増やす目標ではありませんよ。淘汰する目標です。
中国においては、内需拡大とか言われているが、すでに工業製品の国内生産能力は過剰すぎて、過剰な業界へは、融資の許可を下ろさなかったり、工場の建設を許可しないというような政策をとっています。
詳しくはコチラ⇒http://blogs.yahoo.co.jp/x_men_go_go/22006873.html
http://blogs.yahoo.co.jp/x_men_go_go/21904862.html
http://blogs.yahoo.co.jp/x_men_go_go/21904862.html
>各地方当局に対して迅速に目標値を市や県の企業に割り振り、淘汰が必要とされる生産設備を、第3四半期までにすべて生産停止
まあ、このような御触れが回ったところで、地方役人に賄賂渡せば許可も下りますし、数字なんて適当に中央政府に出すだけですがwww
しかし、昨年は6業界だけっだったのですが、今年は18業界に増えてますね。
この記事はかなり重要な事ですね。まあ、日本企業は良く知っているでしょうから、大丈夫だと思いますが、知らない方は、よく覚えておいたほうがいいですね。
中国の内需拡大に頼るのは、輸出をメインに考えるべきですね。設備投資には、様々なリスクがあるのです。