米国下院:医療改革法案可決 | 情報は自分で習得し、自分で判断する

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オバマ大統領:下院の医療改革法案の可決、米国にとって「大改革」


 3月21日(ブルームバーグ):オバマ米大統領は21日、米国下院本会議で医療保険改革法案が可決されたことを受け、同国にとって「大改革」だと評価した。

約40年ぶりの包括的な医療保険法案の可決を受け、大統領は直ちにホワイトハウスで、「これは抜本的改革というより、大改革だ」と指摘し、「米国民にとっての勝利だ」と述べた。


 同法案は無保険者を数千万人削減するとともに、医療費負担の拡大抑制を目指すもので、オバマ政権は内政上の最重要課題と位置付けていた。下院本会議は賛成219対反対212で同法案を可決、共和党議員からの賛成票はゼロだった。


 米議会予算局(CBO)によると、この日下院で可決された修正条項を加えた同法案は、今後10年間のコストが9400億ドル(約85兆円)で、無保険者は3200万人削減される見込みだ。



 オバマ大統領最大の目玉政策である医療保険改革法案が下院で可決されましたね。

 日本人の普通の考えというか常識というか、国民皆保険制度は有って当たり前なのだが、米国民には保険の加入も自由意志ということで、反対が強いだよな。

 この気持ちがよくわからない。

 この法案の内容は、保険加入困難な中低所得者を国が助成するほか、所得者向け公的医療保険(メディケイド)の給付対象も拡大して、無保険者の大幅削減をすることのようだが、改革費9400億ドルは、高所得者や高額医療保険への課税、高齢者向け公的保険(メディケア)のコスト削減によって財源を捻出(ねんしゅつ)するというのが基本らしい。

 なるほど、高所得者からしたら増税だから反対もあるのは当然だな。それにしても、共和党議員からの賛成票はゼロというのは驚きなんだよな。また、民主党内でもかなりの反対があったようだし。

 無保険者の救済と言う名目が立つのに、様々なオマケがついてやっと法案成立のめどが立ったが、中間選挙での国論を2分した影響がどのように現れるのか注目ですな。