ギリシャ・ショック? | 情報は自分で習得し、自分で判断する

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ギリシャのサムライ債、信用不安でスプレッド急激拡大-新興国懸念も

 12月15日(ブルームバーグ):円建て外債(サムライ債)市場で、ギリシャ共和国や同国国有鉄道企業が発行した債券のスプレッド(基準金利への金利上乗せ幅)が急激に拡大している。財政状態を懸念した格下げなどといった悲観的な見方が相次ぎ、投資家の売りを誘っているためだ。

 ギリシャ共和国のサムライ債の発行本数は計15本で、流通市場には総額900億円が残存している。ギリシャ国有鉄道も計3本を発行しており現在、残高は総額187億円に上る。

 ギリシャが1996年1月に発行した20年物(第12回債)のスプレッドは現在+450bp程度。フィッチ・レーティングスが格下げを発表した今年12月8日の前日までは+250bp程度で推移していたのが、投資家から倍近い金利を求められる水準にまで債券が売られている。

 有力格付け会社からの格下げ懸念はギリシャだけにとどまらない。米スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)は今年12月8日、ポルトガルやスペインの格付け(それぞれ、A+、AA+)見通しを安定的からネガティブに引き下げた。メキシコについては同14日に格付けをBBB+からBBBに引き下げており、こうした国々が発行するサムライ債に対する売り圧力も市場で警戒されている。

 安田投信投資顧問の朝順浩ポートフォリオマネージャーは、サムライ債への投資について、「新規発行が少ない環境下、流通市場ではスプレッドがタイト(発行企業寄り)となっているうえ、格下げが相次いでいる中では、あえて投資する状況ではないだろう」と語った。

 ギリシャの信用評価をめぐっては、今年10月末に米ムーディーズがA1の格付けを引き下げ方向で見直すと発表したのをきかっけに、否定的な発表が相次いだ。フィッチが同年12月8日にBBB+と従来のA-から引き下げたほか、S&Pも同日、A-を格下げ方向で見直すと発表した。さらに格付投資情報センター(R&I)も11日、AA-からA+に引き下げた。格下げ後もフィッチは、見通しをネガティブ、R&Iも引き下げ方向で見直しを継続するという。

 CMAデータビジョンによると、信用リスクを取引する前日のクレジット・デフォルト・スワップ(CDS)の保証料は、ギリシャが官民すべての銘柄の中で最大の上昇幅を記録した。2位の米国が6.27%の上昇に対して、ギリシャは20.34%の上昇。まさに「ギリシャ・ショック」といわれるゆえんだ。

 R&Iは発表資料の中で、ギリシャについて「財政状態は想定を超えて急速に悪化している。財政収支の改善は進まず、2011年末には一般政府債務残高の対国内総生産(GDP)比率が130%を超えるとの見通しもある」と格下げの理由を説明した。

 アラブ首長国連邦(UAE)ドバイ首長国の政府系持ち株会社、ドバイ・ワールドはサムライ債こそ発行はしてないが、590億ドル(約5兆1700億円)という多額の債務返済能力が懸念された。みずほ証券の石原哲夫シニア・クレジットアナリストは「新興市場のサムライ債の信用力には、一時的にネガティブな影響を与えるだろう」と言う。

http://www.bloomberg.co.jp/apps/news?pid=infoseek_jp&sid=aHLVncptiX7w


>円建て外債(サムライ債)市場で、ギリシャ共和国や同国国有鉄道企業が発行した債券のスプレッド(基準金利への金利上乗せ幅)が急激に拡大

 ギリシャのサムライ債の金利が上昇中。

 サムライ債についてはコチラ⇒http://blogs.yahoo.co.jp/x_men_go_go/10966995.html

>ギリシャが1996年1月に発行した20年物(第12回債)のスプレッドは現在+450bp程度。フィッチ・レーティングスが格下げを発表した今年12月8日の前日までは+250bp程度で推移していたのが、投資家から倍近い金利を求められる水準にまで債券が売られている。

 ギリシャの格下げで、金利が倍ですよ!倍!!

 ギリシャ格下げの記事でどうなるかと書きましたが、投資家が売りまくり、金利が上昇、しかも倍になっちゃいましたということですね。

 ギリシャ格下げの記事はコチラ⇒http://blogs.yahoo.co.jp/x_men_go_go/23014357.html

 さらにCDSは、20%以上上昇・・・ヤバイ状態になってきましたね。デフォルトの可能性が高くなってきましたね。

 ギリシャがデフォルトしたら、EU内でどのようなことになるのか、想像も付きません。