EU:初代大統領にファンロンパイ氏 | 情報は自分で習得し、自分で判断する

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         ヘルマン・ファン・ロンパウ Herman Van Rompuy


EU:初代大統領にファンロンパイ氏選出-外相アシュトン氏

 11月19日(ブルームバーグ):欧州連合(EU)の首脳は19日、初代EU大統領にベルギーのファンロンパイ首相を、外交・安全保障上級代表(EU外相)に英国のアシュトン欧州委員(通商担当)を指名した。各国政府の存在感低下につながるような強力な指導部の誕生を回避する人選となった。

 EU大統領(首脳会議の常任議長)ポストをめぐっては、有力候補だったブレア前英首相が反対に遭ったことから、代わってファンロンパイ首相(62)が調整能力を買われ浮上した。同首相はベルギーの政治対立の沈静化に手腕を発揮した。アシュトン委員(53)は時間切れが迫るなか、土壇場で政治的妥協が成立し選出された。
 現職に就いてから比較的日が浅い2人をEU新体制の顔に選んだことで、中国とインドが台頭する中で世界におけるEUの影響力を拡大するという目標の達成を危ぶむ声が強まっている。

 欧州政策センターのアナリスト、シャダ・イスラム氏は、「EUの首脳は最も異論が少ない候補、すなわち偉大な政治家や有名人ではなく意見のまとめ役を選んだ」と指摘。「これは、EUが世界のビジネス舞台で進行を停止したり優位に立つことを目指すのではなく、効率的なビジネスを話し合う用意があるというメッセージだ」と説明した。

http://www.bloomberg.co.jp/apps/news?pid=90920012&sid=aEU1U5Xf5WbI

>欧州連合(EU)の首脳は19日、初代EU大統領にベルギーのファンロンパイ首相を、外交・安全保障上級代表(EU外相)に英国のアシュトン欧州委員(通商担当)を指名

 初代EU大統領のファンロンパイ首相って聞いたこともありませんね・・・

ヘルマン・ファン・ロンパウ(Herman Van Rompuy, 1947年10月31日 - )
 ベルギーの政治家。フラマン系キリスト教民主党所属。2008年12月30日からはイヴ・ルテルムの後任として、同国首相を務めている。リスボン条約が発効する2009年12月1日からは、同条約で設置される常任の欧州理事会議長を務めることになっている。
 1973年から1975年にかけてファン・ロンパウはフラマン系キリスト教民主党の前身であるキリスト教人民党青年団の副代表を務め、1978年に党全国事務局入りしている。1975年から1980年にかけてレオ・ティンデマンスやハストン・ヘーンスの大臣官房で勤め、1988年から1993年までは党首を務めた。また1993年9月から1999年7月まで副首相兼予算相を務める。1999年の総選挙ではキリスト教人民党が敗れるが、ファン・ロンパウは代議院議員となった。2004年には名誉職である国務大臣に任命された。
 2007年7月12日、ファン・ロンパウは代議院議長に選出された。
弟であるエリック・ファン・ロンパウもフラマン系キリスト教民主党に所属する政治家で、1995年から1999年までフラマン語共同体の閣僚を務め、また妹であるクリスティーネ・ファン・ロンパウはベルギー労働党に入っている。
 2008年12月28日、ファン・ロンパウは首相を引き受けることを渋っていたが、国王アルベール2世から組閣要請を受けた。2008年12月30日ファン・ロンパウは首相に就任した。

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%98%E3%83%AB%E3%83%9E%E3%83%B3%E3%83%BB%E3%83%95%E3%82%A1%E3%83%B3%E3%83%BB%E3%83%AD%E3%83%B3%E3%83%91%E3%82%A4

 昨年の12月末からベルギーの首相に就任されたようですね。

>各国政府の存在感低下につながるような強力な指導部の誕生を回避する人選

 なるほど、英・仏・独などからの選出は、EU内のパワーバランスを崩すおそれがあるから、ベルギーからの選出ですか。
 確かに、ブレア前英首相が有力候補だったはずですが、意見のまとめ役という立場での選出ですね。

 国連の事務局長みたいなもんだなw