ビニ・スマギECB理事:欧州に銀行評価損の新たな波「差し迫る」
10月16日(ブルームバーグ):欧州中央銀行(ECB)のビニ・スマギ理事は16日、ユーロ圏には銀行による評価損計上の新たな波が「差し迫って」いる可能性があるとの見解を示した。
スマギ理事はイタリアのフィレンツェで講演、「ユーロ圏では銀行による評価損計上の新たな波が差し迫っている恐れがある」と指摘した。同理事はさらに、家計や企業によるデフォルト(債務不履行)のリスクが高まっているようだと付け加えた。
http://www.bloomberg.co.jp/apps/news?pid=infoseek_jp&sid=aa6B3ZCb7jIE
>ユーロ圏には銀行による評価損計上の新たな波が「差し迫って」いる可能性があるとの見解
つい先日、EUはストレステストの結果を発表しましたね。
詳しくはコチラ⇒http://blogs.yahoo.co.jp/x_men_go_go/21644126.html
その結果報告は、現状は大丈夫だがより悪い方向に進むと、2009年と10年の損失は4000億ユーロ(約52兆1000億円)近くに達するということでした。
この理事様のコメント、読めばわかりますが、悪い方向に進んでいるのですよね! トリシェ欧州中央銀行(ECB)総裁のコメントはいつも強気で、どこまでホント?と思いますが、やはり欧州は危ないようだな。
ECB総裁:金融機関に「伝統的な役割」への回帰呼び掛け-FT紙
10月16日(ブルームバーグ):英紙フィナンシャル・タイムズ(FT、オンライン版)は、欧州中央銀行(ECB)のトリシェ総裁が金融機関に対し、「実体経済にサービスを提供する伝統的な役割」に戻るよう促したと報じた。
同紙によれば、同総裁はフランクフルトでの銀行関連の会議で、世界的な金融危機以前の数年間に銀行など金融機関は「抑制のない投機と金融のギャンブル」を重視し過ぎたと述べた。
http://www.bloomberg.co.jp/apps/news?pid=infoseek_jp&sid=aTKYnfYBClGo
強気のトリシェ総裁、今頃こんな発言してますねw
>金融機関に対し、「実体経済にサービスを提供する伝統的な役割」に戻るよう促した
ストレステストの結果報告で、米国が一時信用不安が和らいだことがありましたが、EUでは、余計に信用不安が進んだのではないですかね。
個別銀行ごとの発表もなく、ストレステストの結果に対して、対策を打たず銀行に貸し出しを促すコメント言っても、誰も信用しないと思うのですが。
麻生さんも言ってましたし、リチャード・クー氏も言ってますが、これが金利下げても誰もお金を借りに来ないバランスシート不況だと思うのですが。