英HSBCの1-6月期 | 情報は自分で習得し、自分で判断する

情報は自分で習得し、自分で判断する

笑韓しながら世界経済について勉強中。晴れた日はランニング、雨の日は読書が趣味なオッサンです。

英HSBCの1-6月期:予想外の黒字、証券事業が寄与

  8月3日(ブルームバーグ):欧州最大の銀行、英HSBCホールディングスが3日発表した2009年1-6月(上期)決算は、市場予想に反して純損益が黒字となった。証券事業の利益が2倍強に増え、寄与した。
 純損益は33億5000万ドルの黒字。利益は前年同期の77億2000万ドルから57%減少した。ブルームバーグ・ニュースがまとめたアナリスト7人の予想の中央値では、今年上期は6億ドルの赤字と見込まれていた。
 スティーブン・グリーン会長は発表資料で「金融市場はサイクルの底を過ぎたか、過ぎようとしているもようだ」として、「金融分野の事業環境は、政府と中央銀行の政策がシステムに浸透するなかで引き続き改善した」との認識を示した。
 証券部門の税引き前利益は2倍強の63億ドルに増えた。債券引き受けや為替トレーディングからの収入が増えた。
 上期は不良債権に備え139億ドルを引き当てた。03年に米サブプライム(信用力の低い個人向け)住宅ローン業者のハウスホールド・インターナショナルを買収したことが響き、過去3年半の引き当ては670億ドルに達した。
 ロンドン時間午前9時25分(日本時間午後5時25分)現在の株価は前週末比2.7%高の622.22ペンス。

http://www.bloomberg.com/apps/news?pid=infoseek_jp&sid=aXt8a7cdWUyk


HSBCホールディングスとは

 イギリスロンドンカナリー・ワーフに本社を置く世界最大級の金融(商業銀行を主体とする)グループである。
 HSBC は、米経済誌フォーブスの 2008 年版世界有力企業 2000 社番付で1 位を獲得。米国系以外の企業がこの調査で首位になったのは 2004 年にこの番付が開始されて以来、初めて。(ちなみに、バンク・オブ・アメリカは 3 位、昨年首位のシティグループは24 位。)
 1865年に香港で創設された香港上海銀行 (The Hongkong and Shanghai Banking Corporation Limited) から発展した。その名称も、同行の略称であるHSBCに由来する。香港のイギリスから中華人民共和国への返還決定後、中国共産党統治下における政治リスクを懸念し、海外投資を活発化させたのが、今日のHSBCグループ形成のきっかけである。ただし、イギリス部門の収益源に占める比率は20%であり、最大の収益源は香港部門の22%となっている。また近年は、HSBCグループによる中華人民共和国への投資も活発化している。
 HSBCは「The world's local bank(世界の現地銀行)」をキャッチコピーとして、全世界で数多くの銀行を経営している。全世界の店舗数は2006年末で1万店舗を超えており、時価総額では上位のシティグループの約5千店舗の2倍ぐらいの拠点数を誇る状態である。
 HSBC ホールディングス plc は英国に本部を置き、ヨーロッパ、アジア太平洋地域、アメリカ大陸、中東、アフリカにまたがる 83 の国と地域に 10,000 を超える拠点を擁し、2007 年 12 月末現在 2 兆 3,540 億米ドルの総資産を持つ世界有数の金融グループである。日本における香港上海銀行HSBC グループの母体行である香港上海銀行(本店・香港)は、日本で 140 年以上営業を続けており、 日本で最も長い歴史を持つ銀行である。
 HSBCはサブプライム問題の深刻化を世界の金融業界の中でも「最も早い」と言えるレベルで分析予想をしており、2006年度の決算で日本円で1兆円以上の損失引当金を北米子会社のために用意していた。そのために2007年上期の業績は業界の予想を上回る前年度比25%(約)の増益で、自らの上期過去最高益を更新した。

 http://ja.wikipedia.org/wiki/HSBC%E3%83%9B%E3%83%BC%E3%83%AB%E3%83%87%E3%82%A3%E3%83%B3%E3%82%B0%E3%82%B9

>欧州最大の銀行、英HSBCホールディングスが3日発表した2009年1-6月(上期)決算は、市場予想に反して純損益が黒字となった。証券事業の利益が2倍強に増え、寄与した。

 英国の金融機関だから、危ないと思ったらそうでもないんですね。

 HSBCはもともと、香港上海銀行が香港のイギリスから中華人民共和国への返還決定後、中国共産党統治下における政治リスクを懸念し、海外投資を活発化させたのが、きっかけだそうですから、なるほど中国への投資が多いわけですね。

 見えてきましたよ。o(*^▽^*)oあはっ♪

 つまり、HSBCはシナに投資している。シナは、共産党政権の内需刺激策で、不動産と株式のバブル状態に現在なっている。

 この二つがつながっているわけですね。納得!

>証券部門の税引き前利益は2倍強の63億ドルに増えた。債券引き受けや為替トレーディングからの収入が増えた。

 証券部門が、前年に比べて2倍ですか。稼いでますねw

>上期は不良債権に備え139億ドルを引き当てた。03年に米サブプライム(信用力の低い個人向け)住宅ローン業者のハウスホールド・インターナショナルを買収したことが響き、過去3年半の引き当ては670億ドルに達した。

 問題は、この不良債権に備えた引当金があ139億ドルで間に合うのかですね。何せ、ストレステストしたのかどうかわかりませんし・・・

 HSBCなどは、新興国に積極的に証券投資して、ミニバブルを起こさせ利ざやを稼いでいるわけですね。。。