中国:暴動多発! | 晴走雨読

晴走雨読

笑韓しながら世界経済について勉強中。晴れた日はランニング、雨の日は読書が趣味なオッサンです。

住民が治安当局を襲撃 中国

 8日付の中国英字紙、チャイナ・デーリーによると、中国南部、海南省海口市で5日夜、住民ら約100人が街頭の秩序維持を担当する管理当局の事務所を襲撃、治安要員3人が負傷した。
 管理当局が産業廃棄物を違法に輸送したとして、トラックを押収したところ、怒ったトラックの運転手が親せきや友人らと事務所に押しかけ、暴動状態になったという。(共同)

http://sankei.jp.msn.com/world/china/090508/chn0905081359005-n1.htm

地震被災町の移転先で暴動 中国、土地収用補償に不満爆発

 昨年5月に中国四川省で起きた四川大地震で、壊滅的被害を受けた綿陽市北川県曲山鎮を町ごと移転させる先の同市安県で、農地収用をめぐる補償問題が難航、数千人の農民による暴動が起きていたことが5日分かった。地元の複数の農民が明らかにした。
 12日に地震発生から1年となるのに合わせ国家指導者が新しい町の起工式を行う予定で、「早期復興」のアピールを急ぐことが背景にある。
 暴動は、2月末に収用期限が過ぎた直後の3月3日に発生。補償金の低さに抗議する農民数千人が幹線道路を封鎖し、住宅の取り壊しに来る重機の進入を阻止した。同月4日には制圧に来た数十人の武装警察隊員に投石して対抗したが、武警は多くの農民を殴り、少なくとも1人を拘束。市トップが補助金額の上乗せを提示したが折り合わず、起工式を前に依然交渉は続いている。(共同)

http://sankei.jp.msn.com/world/china/090505/chn0905051626000-n1.htm

中国、暴動やデモ相次ぐ 不満層と反体制勢力の“合流”警戒

 【北京=野口東秀】中国では今年に入り、職を失った農民工(出稼ぎ労働者)に加え、土地の強制収用に反発する農民や元軍人らによる暴動やデモなど、当局への抗議行動が全国各地で相次いでいる。その規模は数百から数千人にのぼり、社会不安が顕在化し始めたとの見方も出ている。当局は、これら住民の不満層と、チベットなどの民族独立派、民主化活動家などが合流し、混乱が拡大する事態を警戒している。
 「内外の敵対勢力が農民工を利用し、(暴動など)破壊行為を行うことを断固阻止する必要がある」
 中国紙によると、労働者組織、中華全国総工会の孫春蘭副主席は17日、こう述べ、暴動やデモを防ぐために農民工に資金を無利息で貸し付けるなどの措置を講じる考えを示した。
 公式発表では、2500万人の農民工が年内に失業する危機にある。経済の動向次第ではこれがさらに増え、暴動や犯罪も増加するとみられている。
 さらに、3月にはチベット動乱から50年、4月には気功集団「法輪功」の中南海包囲事件から10年など、当局が神経をとがらせる“記念日”を迎える。このため、党直属機関は今月1日、関係当局に「2009年全国社会治安総合管理の要点」を通達し、その中で、▽内外の敵▽民族の分離独立派▽暴力・テロ組織▽極端な宗教団体-の各勢力による「破壊活動を徹底して抑え込む」などとした方針を示した。関係者によると、公安省は今月中旬、北京に全国の公安幹部を集め、今年10月に行われる「建国60周年記念式典の成功」を昨夏の北京五輪と同列視し、今年の優先課題と位置づけ、強い危機感をにじませた。
 政府はこれを受け、農民らを対象にパソコン教室を実施するなど、社会格差を是正する取り組みを行う一方で、6月4日の天安門事件20周年をにらみ、反体制活動や抗議行動を封じ込めるため、大量の当局者を動員して北京の警戒を強化する予定で、「硬軟両様」の対策をとり始めている。温家宝首相は今月、失業した農民工や就職難の大学生との座談会を開き、民意を重視するとの姿勢をアピールし、指導部の強い危機感を印象付けた。

【中国で今年発生した抗議行動】

(民主化系サイトや関係団体などから)

■浙江省桐郷市
 2月14日 労働者がらみの交通事故の処理をめぐり数千人と約1000人の警官隊が衝突
■浙江省温州市
 2月16日 土地開発をめぐり農民ら約100人が、数千人が署名した横断幕を手に抗議
■山東省済南市
 1月中旬(予定) 教師、元教師が処遇改善を求め北京まで5000人のデモ行進を計画。一部拘束
■山東省済南市
 2月11日 元軍人ら約1000人が地元幹部との会見求め抗議行動
■山東省済南市
 1月7日 労働者約数百人が賃金未払い問題でデモし警官隊と衝突
■湖北省随州市
 2月16日 元教師ら約100人が待遇を不満とし示威行動
■湖南省吉首市
 1月10日 違法に資金を集めた企業をめぐるトラブルで数千人が抗議
■広東省広州市
 1月-2月 断続的に数百人、1000人規模で住民が発電所建設に反対し警官隊と衝突
■広東省広州市
 2月16日 靴工場閉鎖で約300人の労働者らが抗議行動
■広東省陽江市
 2月8日 住民1000人以上が海浜開発に反対し警官隊と衝突
■河北省三河市
 1月5日 住宅建設の質めぐり購入者約数百人が抗議
■河北省孟村回族自治県
 漢族と回族計1000人が乱闘
■河北省武安市
 2月11日 約50人の農民が幹部の不正に抗議
■河北省保定市
 1月11日 土地問題で農民と開発側が衝突
■上海市
 2月4、11日 失業者や土地を失った農民など1000人超が市政府前に集まる
■北京市
 2月9日 河北省からの陳情者が腐敗に抗議し横断幕掲げる
■貴州省徳江市
 2月8日 催し物をめぐるトラブルなどで約1万人の群集の一部が警官隊と衝突
■雲南省景洪市
 1月下旬 労働者数千人が賃金問題で抗議行動
■陝西省西安市
 1月8日 約2000人の元軍人らが待遇改善求め抗議、警官隊と衝突
■安徽省淮南市
 2月5日 政策に反対しタクシー業者約1000人がストライキ

http://sankei.jp.msn.com/world/china/090220/chn0902201951003-n3.htm

 中国での暴動多発は、ネットで知っていましたが、こんなに頻繁とは知りませんでした・・・

>6月4日の天安門事件20周年

 もう20年ですか。やはり、不景気から今年はなにか起こりそうですね。中国は・・・