トリプルボビンシャトルのたわみ試験 | ガレージの工房

ガレージの工房

レジンアクセサリーやパーツを製作しています                  
タティングレース始めました              

       ハンドメイドシャトルの製作販売を始めました

こんにちは


引っ張りましたが、只今オーダーをいただいている中に


トリプルボビンの試作が含まれておりまして


そのための構造計算でした。




マーキング状況です。


手前の六個はダブルボビンシャトルです。


一番奥がトリプルボビンシャトルです。


長さは100mmです。







内部の切削が完了しました。


ここから試験です。




試験用の材料です。


1mmの板を切り出して上板の厚みを変化させます。


底板はtetugetaの勘で3mmにしています。






上板の最初の厚さは1mmですが、


これだとスポンジばねに押し広げられていて


三つのボビンの動きが均等になりません。


1枚接着してみます。






しっかりと圧着します。





ボビン無ですと18.07mmです。





ボビンとバネを入れますと18.21mmに広がりました。


引き算すると0.14mm外側にたわんでいます。


シャトルの研削は0.05mm程度の精度で製作していますので、


同じくらいのたわみ量に抑えたいです。


前回の計算からたわみ量を1/3にしたいときは


1.5倍の厚みにする必要があります。


再度、1枚を接着しました。




合計厚さです。




ボビンとバネを入れました。


たわみ量はちょうど0.05mmになりました。


まとめの試験メモです。




計算値との比較を記入しておきます。




想定通りの結果が得られて満足です。


従って、上下の板厚は3mmとします。


次は整形と組立の試作に取り掛かります。








にほんブログ村
にほんブログ村