こんにちは
今回は木製シャトルのカスタマイズです。
tetugetaの勝手な所見です。
海外には木製のシャトルがたくさんありまして
所有しておられる方も多いと思います。
ネットで検索するといろんな木製シャトルがヒットします。
製作されている方の国もいくつかあり、お国柄も感じられます。
その中でアメリカ製のシャトルによくみられる形状で
お国柄だなとtetugetaが感じた構造が角の部分と
先端の開き具合です。
似たものを実験のために製作してみました。
こちら
リーフ形で前後が非対称のものです。
角部分の幅が広くて
側面の面取りもなく
口が開いています。
一見すると不良品かとも思えますが、
楽に安く製作できますし、
アメリカは道具のカスタマイズの国です。
日本では最初から完成されたものを求める傾向にありますが、
アメリカでは開拓精神からか、自分でカスタマイズ(改造)を
するのが主流かと思います。(私見です)
道具でもカスタマイズのできないものは不良品と言われることもあります。
いろんな道具でカスタム専門のショップもあります。
このタイプのシャトルを見たときtetugetaはそのように感じて
個人の使い勝手でカスタマイズできるようにしてあるのかなと思いました。
では実際にやってみましょう。
まず、本体板の内側の面取りです。
これがないと糸の通過がスムーズにいかないのと
糸が傷み易いのです。
加工前です。
デザインナイフで少しづつ丁寧に削ります。
出来ました。
角側です。
先端がひっついている時は少し開いて
出来ました。
次にデザインナイフでできた角(かど)と中間部の角(かど)を
ヤスリやサンドペーパーで丁寧に丸めます。(面取りと言います)
次に角の形状をカスタマイズします。
ヤスリで少しづつ慎重に
出来ました。
横から
続きまして加熱矯正です。
木材は過熱することで割らずに曲げることができます。
困難な樹種もありますので調べてからやって下さいね。
ヘアドライヤーでもできなくはないですが、
tetugetaはこれを使っています。
ホームセンターで販売されています。熱風器です。
万力に当木を介して固定します。
先端が接触してから更に少しだけ締めつけます。
次に加熱しますが、高温にしすぎてもまずいので
焦げない程度に加熱します。
この時、接着剤の部分にはなるべく熱が加わらないようにします。
接着剤も熱で軟らかくなりますので、はがれてしまう場合があります。
その時は後で、再度接着してください。
海外シャトルの中には0.5mmの板を3枚合わせで接着した集成材を
本体に使用されているものもありますので、同様に加熱矯正が
上手くいくかはわかりませんので試される方は自己責任でお願いします。
この道具の場合は両側からそれぞれ10秒ずつくらい加熱して
送風に切り替えて常温まで冷まします。
出来ました。
次に角の形状を反りあがったものにカスタマイズします。
矯正前がこちら
矯正後がこちらです。
万力に当木を介して挟み、少しずつ力を加えて曲げていきます。
完成です。
横から
後ろから
今回使用した樹種はブラックチェリーで、
表面の仕上げはサンドペーパーの#400で止めています。
研磨の仕上げをしないものも悪くないです。
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