コン内官 :「失礼します。お待たせしました。」
チェギョン :「なに?わぁ!果物がいっぱい!」
シン :「桃、好きだろ?
美味しいらしぞ、それ。」
チェギョンは、1つ頬張りました。
チェギョン :「おいし~い!!こんな甘い桃、食べたことない!!」
シンは、嬉しそうに見ていました。
コン内官 :「殿下、そろそろ・・。」
シン :「あぁ、今日は遅くまで、ありがとう。」
コン内官 :「妃殿下様、では、失礼いたします。」
チェギョン :「コン内官、ありがとうございます。おやすみなさい。」
コン内官は、一礼すると部屋を出て行きました。
チェギョンは、ここぞとばかり、果物を頬張っていました。
シン :「桃、美味しいか?」
チェギョン :「そうだった・・・。シン君、食べれないんだったわね。
すっごく甘くて美味しいわよ。シン君は何食べてるの?」
シン :「メロン。」
チェギョン :「メロン!!私も食べたい!」
シン :「これも、美味しいぞ。」
チェギョンは、一口食べました。
チェギョン :「本当!!美味しい~。やっぱり皇太子は、美味しいもの食べているのね。」
シンはチェギョンにメロンを渡しました。
チェギョンは嬉しそうに、微笑むと、がっつり食べました。
チェギョン :「は~、美味しかった!」
シンは、笑っていました。
チェギョン :「なによ!」
シン :「ちょっと、散歩に行かないか?そのまま寝たら、太るぞ!」
チェギョンは、自分のぽっこり出たお腹を見て、驚きました。
チェギョン :「・・・そうね。シン君がそういうなら、ついあってあげてもいいわよ。」
シン :「妃殿下様、ご一緒してくれて、ありがとうございます。」
シンは、微笑むと、チェギョンの手をとって、外に出ました。
☆☆☆☆☆
しんと静まり返った宮廷を二人は歩いていました。
チェギョン :「夜の宮殿もロマンチックね。」
シン君 :「今日は星が綺麗だなぁ。」
二人は、ある建物に着きました。
チェギョン :「ここは・・・。」
シン :「義愛舎だよ。」
チェギョンは驚きました。
床入れしたあの建物だったのです。
シン :「あの日の翌日、コン内官が、鍵をくれたんだ。
ほら、僕達の部屋、外から丸見えだろ?
二人だけで、過ごしたいときに、使っていいって。」
チェギョン :「二人っきり・・・。」
シン :「毎晩、使えるように用意してあるらしい。」
チェギョン :「使えるって?!シン君の変態!」
シン :「・・・入ってみる?」
チェギョン :「・・・・」
シン :「やっぱり、部屋に戻ろう。」
シンは、今来た道を戻ろうとチェギョンの手を引きました。
チェギョン :「シン君、今日は仲直りの日だから、ここで夜通し、お話しましょう。
コン内官が、せっかく用意してくれたんだったら、なおさら・・・。
美味しいものがあるかもしれない!!」
二人は義愛舎の中に入っていきました。
中には、二人の布団と、テーブルには、デザートのお菓子と、フルーツポンチがおいてありました。
チェギョンは、テーブルの前に座ると、フルーツポンチをすくってみました。
チェギョン :「シン君、これ、みんなまん丸でかわいい~。
桃とメロンの二種類あるわ。」
シン :「まだ、食べるのか?」
シンは、チェギョンの隣に座りました。
チェギョン :「お腹いっぱいだけど、ちょっと味見よ・・・。」
チェギョンは、また、桃を食べました。
シン :「お前、本当に桃が好きだな。」
チェギョン :「これは、特別よ!おいし~い。」
シンはチェギョンを引き寄せると、Kissしました。
チェギョン :「な!!」
シン :「本当だ。甘くて美味しいな。」
チェギョン :「何するの・・・。シン君大丈夫?
ジンマシンがでない?」
シン :「これくらいじゃ出ないよ。それに、見てみたいだろ?背中のハートのジンマシン。」
チェギョン :「アレルギーなのに・・・、そんなのみたくないわ。シン君が辛いのに・・・。」
シン :「チェギョン・・・。」
最終話 5.セレモニーの最後は