こんちわ~まさやんです
今回は阪急系列をご紹介します
阪急電鉄系列では、阪急バス・阪急田園バス・阪急観光バス・神鉄バス・大阪空港交通の5社があり、かつては、兵庫県豊岡市に本社を置く全丹バスも系列でしたが、平成20年10月末をもって、親会社である阪急電鉄が保有していた株式を全丹バスに譲渡し、系列から離れましたが、阪神電気鉄道が筆頭株主である神姫バスとの業務提携を結んでいます
昭和21年に阪急バスとして設立され、その後、京阪神3地域での広範囲運行を行っており、路線総延長距離は、スルッとKANSAIでは大阪市交通局の次に広い
本社は大阪府豊中市にあり、本社と併設で豊中営業所があり、営業所は大阪府内に豊中営業所を含め9箇所(千里・石橋・能勢・豊能・伏尾台・茨木・吹田・柱本)と豊中営業所加島出張所、石橋営業所千里中央出張所、豊能営業所箕面森町出張所があり、兵庫県内には営業所が8箇所(清和台・猪名川・伊丹・宝塚・西宮・山口・芦屋浜・唐櫃)と芦屋浜営業所南芦屋浜出張所があり、京都府内は営業所が1箇所(大山崎)と大山崎営業所向日出張所があり、全部で18営業所5出張所あります
唐櫃営業所は元・神鉄バスの営業所で、阪急バスが平成15年10月に神鉄バスの大部分の路線の移管を受け、誕生しました
18営業所の内、石橋・能勢・豊能・伏尾台・柱本・伊丹・山口の7営業所は、阪急バスの子会社である阪急田園バスに運行管理業務を委託している
京都市交通局横大路営業所・洛西営業所の一部路線と、神戸市交通局松原営業所管轄全路線の運行管理業務を委託されており、特に京都市交通局横大路営業所での運行管理業務受託は平成12年3月からで、これは、公営バスから民営バスへの運行管理業務委託では、日本初のことであった
コミュニティーバスは、千里営業所で箕面市から委託されているオレンジバス、吹田営業所で吹田市から委託されているすいすいバスと摂津市からの委託で摂津市公共施設循環バスをそれぞれ運行し、豊中営業所では市立豊中病院へのバスがあり、豊中市から補助が出ています
山口営業所では、西宮市南北バス(さくらやまなみバス)の運行委託を受けています
これは、西宮市・山口地区自治会連絡協議会・阪急バスの3団体によるさくらやまなみバス利用促進協議会が運営しています
さくらやまなみバスはコミュニティーバス編でお送りします
大山崎営業所では、長岡京市から委託を受け、長岡はっぴぃバスを運行している
関西空港リムジンバスは西宮と関西空港を結ぶ路線のみ運行しており、南海グループの関西空港交通と南海バス、阪神系列の阪神バスとの4社共同運行となっています
今回の展示車両はこちら!
三菱ふそうニューエアロスターノンステップバスです
(写真に写っている子供は関係ありませんw)
この車両はなんと!
8月末に茨木営業所に新規投入された車両でした
茨木営業所所属車である証拠ですw
阪急バスでは、所属ごとに表記しています
また、社内番号があり、現在は数字4桁表示ですが、平成15年投入車までは西暦下2桁-数字4桁の表記でした
社内番号には決まりがあり、100・200番台及び1000番台が日野製、300・400番台及び4000番台が日産ディーゼル(現・UDトラックス)製、500・700番台及び7000番台がいすゞ製、800番台及び2000番台が三菱製となり、0000番台は小型バスであるが、この番台はマイクロバスのトヨタ製及び三菱製小型車でも使用されている
後姿です
少々人が多いですが、ご了承をw
側面です
まだ、新車のため、ラッピングや広告が一切入っていません
車両は国内4メーカー全てが投入されているが、つい最近まで阪急バスは三菱製のみ投入していた
平成7年からは日産ディーゼル製の投入が始まり、かつては投入しており、訳があって投入していなかった日野製も投入を開始した
いすゞ製は伝統的に、芦屋浜や吹田・茨木・大山崎に投入していた
芦屋浜管轄路線に、有馬方面や阪急六甲発着があり、いすゞ製高出力車を配置していたためで、車体更新後は大山崎や向日に転属し、使用している
車体は、純正ではなく、ずっと西工製を採用していた
西工を標準車体にするまえは、呉羽自動車車体(現・三菱ふそうバス車体)を好んで採用していたが、長尺車体がなくなったため、西工製に切り替えた
昭和60年ごろからは、一部を除き、投入車両の全車体が西工製となったが、平成22年を持って西工が経営不振により廃業することとなったため、現在の投入車は全て純正車体となった
阪急バスの大型車は3種類の車体があり、一番大型の通称N尺はニュータウンを抱える営業所に配置され、標準の通称M尺は大型配置がある全営業所に配置され、道路事情が悪い路線を抱える営業所には車体が短い通称K尺が限定配置されている
(特に京都地区の大山崎・向日には、車齢15年を越える車両が今も現役で走っている)
阪急バスでは、昭和47年から平成9年10月まで、日本初のデマンドバスの運行を能勢町内で行っていたが、採算と乗降客減少に伴い、廃止されたが、一部は路線化されている
また、平成6年には富士通とともにバスダイヤ編成業務支援システムを開発し、翌年発生した阪神・淡路大震災では、このシステムが大活躍した
日本初の長距離夜行バスの運行を開始したのも阪急バスであった
(大阪・梅田~福岡間のムーンライト号で、西日本鉄道バスとの共同運行、昭和58年3月から運行を開始し、現在も運行されているが、阪急バスの子会社である阪急観光バスに平成15年に移管し、京都発着に変更、梅田は経由地となる)
阪急バスカラーでなにわナンバーをつけているのは子会社の阪急観光バスのみで、阪急バス本体は大阪北摂地区に本社・営業所があるため、全て大阪ナンバーとなる
(兵庫地区は神戸、京都地区は京都ナンバーとなる)
阪急観光バスは昭和62年に阪急バスの貸切部門が分離独立した会社で、本社は大阪市北区にあり、本社と併設で大阪営業所があり、阪急バス伊丹営業所内に伊丹営業所があり、伊丹営業所所属車に限り、神戸ナンバーをつけている
阪急バスの路線の内一部は、優等種別バスがあり、兵庫県川西市を中心に路線を持つ清和台・猪名川両営業所では特急・急行・快速・準急の4種別があり、茨木営業所の一部路線には特急・急行、石橋・豊能両営業所の一部路線に急行がある
(茨木営業所での特急は大阪大学外国語学部系統のみ)
近畿地区では、急行バスの運行はあるが、ここまで種別が多いのは阪急バスのみである
また、大阪・梅田~有馬温泉間を中国自動車道経由で結ぶ有馬線があり、ここにも急行種別がある
阪急田園バスは、本社を兵庫県宝塚市に置き、宝塚市北部の路線を運行している
元は、西谷バスで、村民らで資金を出し合い、営業していたが、限界があるため、昭和35年に阪急バスに大部分の株式を譲渡し、阪急バスでの営業となったが、社名だけはそのままにしていた
平成7年、阪急バスの100%株式取得の子会社となり、平成9年、社名を現在の名前に変更した
深夜急行バスの運行も行っており、大阪・梅田から池田・川西方面と茨木・高槻方面、それに千里中央方面の3系統を運行している
管轄営業所は池田・川西方面が豊中、茨木・高槻方面が茨木、千里中央方面がなんと西宮となっている
スクールバスの委託も受けており、一般路線カラーではなく、高速車塗装のトップドア車が専属で使用されている
(このバスの一部に深夜急行バスに使用されるものもあり、路線バスの設備が搭載されている)
今回はここまで
次回は大阪空港交通です
ではまた