かなりお久しぶりです~まさやんです


今回は、久しぶりにこのテーマの続きをお送りいたします


前回は、紀勢本線新宮電化までお送りいたしましたので、その後の動きからです


新宮電化開業後の昭和55年2月のダイヤ改正で、上野芝駅構内改良工事が完了(この工事では、通過線を真ん中にし、ホームを外側のみにした)したが、当時の阪和線ラッシュ時運行は特急・急行を除き全て最大6連が限界で、本数増発したが、線路許容本数限界まで達しており、そこで、ラッシュ時の快速8連化と快速停車駅ホームの延伸、当時の天王寺駅阪和線ホームでは8連が停車できるホームが特急・急行発着以外不可だったので、再改造工事を行い、5線5面化を行い、8連停車可能ホームを作ることになった


天王寺駅阪和線ホーム再改造工事は昭和56年4月に着工、工事最終盤となってきた昭和58年2月28日には、阪和線天王寺~南田辺間を始発から午前10時半まで運休、南田辺~鳳間で当時急行に使用していたキハ28・58系6連による臨時普通列車を走らせた

工事は昭和58年10月に完成、完成と同時にダイヤ改正を行い、待望の平日ラッシュ時快速8連運用を開始したが、103系限定運用で、効率が悪かった


昭和59年9月1日から関東で走らせていた特急の回送を開放して運転するホームライナーを阪和線でも運行を開始

名称はホームライナーいずみで、天王寺~日根野間の運行で、平日夕方ラッシュ時下り2本からスタートし、停車駅は、和泉府中・熊取のみとし、途中乗車不可で下車のみの扱いであった

車両開放は当時のくろしお編成が9連だったため、下り側2・3・4号車のみで、4号車はグリーン車であるが、ここも開放した


昭和60年3月のダイヤ改正では、長年走り続けた急行きのくにが廃止され、特急くろしおが増発されたが、381系は車両製造価格がえらく高く、増備出来ないため、苦肉の策で、当時、各地で余剰となっていた485系を投入せざろうえず、また、短編成化改造工事を受け、簡易貫通路付やコンプレッサ・電動発電機の移設などを受けたが、グリーン車なしで振り子なしのため、急行並みの時間がかかった

前年から運用されているホームライナーいずみは、好評につき、下り2本が増発され、新たに日根野発上り2本が新設、この運用にも485系が入った


民営化が迫った昭和61年11月に、国鉄として最後のダイヤ改正が行われた

紀勢本線新宮電化改正の昭和53年10月改正からこの改正まで、基本ダイヤパターンが変わらなかったが、今回は、民営化に備え、大胆に変更された

まず、不評だった485系は、山陰本線城崎電化に伴い、新規特急運用に使用するため、福知山運転所に転属し、出雲電車区所属の381系が転入(これは特急やくもの短編成化に伴うもの)、特急は全て振り子式381系に統一

阪和線では、快速が東岸和田、区間快速が三国ヶ丘に新たに停車

区間快速はラッシュ時のみの運行となり、久しぶりに阪和間直通普通電車運行が復活

車両では、効率の悪かった103系8連を4連ずつに分割、データイム時の普通電車は4連が基本となり、紀勢本線直通快速は113系6連、線内快速は103系6連の運用が原則となった


まさやんの鉄道話-はんわライナー
ホームライナーいずみは、運転区間を日根野から和歌山まで延長し、名称をはんわライナーに変更、延長区間では和泉砂川に停車し、日根野は通過となった

本数も、改正前の下り4本・上り2本から下り5本・上り3本に増発された

なお、はんわライナー上りは、設定当初から鳳は通過となっている

(写真は車内アコモ・塗装変更後の車両で、一時期はスーパー編成も運用していた)

(写真提供・友人A氏)


この改正で、紀勢本線のダイヤパターンも変更され、和歌山~湯浅間60分ヘッドから30分ヘッドになり、のちに、湯浅~御坊間もこのパターンになり、現行パターンとなった

阪和線に唯一走っていた定期客車も、この改正で廃止

それは、921・924列車で、通称・はやたまと呼ばれていた、新宮~天王寺間の夜行快速列車で、客車を牽引する電気機関車が所属する龍華機関区そのものが廃止となり、これにより、最後まで残っていたEF58型電気機関車定期運用が終了した


先に書いた山陰本線城崎電化に関連して、日根野区所属の113系が福知山運転所に転属となり、寒冷地のため、耐寒・耐雪対応改造工事を受けるため、車両不足となり、早期完成車から、紀勢本線で運用、また、客車運用廃止も絡み、遠く松本運転所から、急行廃止で余剰となった165系3連11本を日根野区に転入、客車運用を代替

夜行快速は、新宮発が廃止(当時は新宮発が下り、天王寺発を上りとしていた)、天王寺発のみ165系運用に変更

(客車運用時代から阪和線内ノンストップ運行を行い、紀勢本線内も、主要駅以外は通過していた)



今回はここまで


次回は、民営化後からです


ではまた