↑湘南色で活躍した編成は5本あり、F-05編成には前面幌が付いていた等、それぞれに特徴があった。特記以外2010年3月撮影。

F編成は2008年から2010年にかけて登場、F-15編成を除いてもと京都車で、非体質改善車は湘南色と瀬戸内色、体質改善車両は広島更新色とカフェオレと塗色の面でもバラエティーがあった。
湘南色で初期に転入したF-01、02編成は当初は高速対応のままであったが、他の編成に合わせて改番された。
湘南色ではF-05編成が前面幌を装備したままで、その編成を見てみよう。

    ↑側面扉は開閉ボタン付きの編成である。


     ↑原番に復帰しており、中間モハはシートピッチ拡大の2000番台。側面幕は白地で「呉」と表示されている。

    ↑下り向き先頭車はクハ111-  752。5の数字が消されているのがわかる。前面幌からアーバン時代を彷彿させるが、何となくイメージは異なっている。

    ↑こちらは日根野区から転入したF-15編成。開閉ボタンはなく側面は原型に近い。瀬戸内色はこの編成とF-09、12の3本であった。この編成は他とは併結できず、単独の運用で使用されていた。2010年4月。

    ↑体質改善車のうちF-04編成はカフェオレのままで活躍した。先頭車はクハ111-2613、2513に改番されている。2012年8月。

    ↑他の体質改善車は広島更新色となり、113系では珍しい存在となった。クハ30N、モハ40Nの標準的なF-13編成。2010年4月。

    ↑カープ号と顔を合わせた広島更新色のF-08編成。広島での活躍も板についてきた。2012年8月。

    ↑黄色塗色も登場。まだまだ健在な103系と広島で顔を合わせたF-13編成。2013年8月。

日帰り短時間での滞在のため一部の紹介になったが、それでもバラエティーに富んだ編成を楽しめた。103系を置き換えるために派遣された彼らであったが、次のP編成に次第に置き換えられてゆくことに。そのP編成ですら置き換えられており、大所帯で汎用性の高い車両がこの地には合っているようだった。

F-01    712  2025  2025  762
F-02    710   710    710   760
F-03   2142   325  325  2026
F-04   2513  2047  2047  2613
F-05     711  2027  2027   761
F-06     706   704   704   752
F-07   2116   326   326  2020
F-08   2150  2052  2052  2051
F-09    709  2020  2020   759
F-10   2140  2061  2061  2040
F-11   2136  2016  2016  2042
F-12    714    721   721    764
F-13   2117   328   328   2046
F-14   2120  2022  2022  2017
F-15    261   2059  2059   563
F-16   2506  2023  2023  2606
F-17    705   775   775   755

*参考「JR電車編成表」2012年冬号