↑EF66-124の牽く2059レ 2020年9月

気がつけば国鉄型車両は周囲から次第に消えてゆき、JR型車両にほぼ固められてきた。
希少な国鉄型車両を追って遠征するかと言えばそうでもなく、JR型車両にカメラを向ける機会が多い。
JR型車両でも引退してゆく車両も。

    ↑5年前に全て引退したEF200。10号機のみ解体を免れている。2016年7月。

機関車ではEF200がそうであり、JR化後に増備されたEF66-100番台やEF81も先は長くなさそうだ。
そのJR型車両、特に初期の車両はなかなかスタイリッシュだ。窓が大きく優雅なフォルムになっている。

    ↑本線新快速、快速から撤退したもののアーバンエリアではまだまだ主力の221系。2009年11月。

なかでも221系は登場時にそのスタイルと乗り心地で一気に注目を集めたが、今でも遜色はない。
113系の後継は211系であったが、白い塗装の3扉転クロの同系をアーバンネットワークの看板にしたのである。
そのJR西日本にも211系は存在した。

    ↑伯備線をゆくスパーサルーンゆめじ。早期の引退であったが、車体イメージは221系に受け継がれているようだ。2010年1月。

岡山を中心に団体輸送やマリンライナーでも活躍した、スパーサルーンゆめじのクモロ211とモロ210で、クロ212-1001との3連が定型となる。
瀬戸大橋を意識してか窓を大きく取った。前面も側面も。それで鋼製となって重量が重くなって211系の方式になったそうだ。クロは213系に分類される?ようだが、120キロ運転に備えたブレーキシステムで1001に区分されている。
クロはたまにマリンライナーに組み入れられているのを見たこともある。

その車体イメージは221系のみならず特急車両にも生かされているように思う。

    ↑先頭車化改造により生まれたクロ481-2000番台。こちらの活躍も長くはなかったが国鉄色となった晩年は注目された。2009年9月。

国鉄型の改造ではあるが、その代表はクロ481-2000.2100番台。サンダーバードに統一されて引退したが、その681系や283系といった優雅な流線型スタイルも人気を得ているようだ。

    ↑しらさぎに活躍する681系。2024年3月。

    ↑オーシャンアロー→くろしおとハードな長距離運用をこなす283系。後継も噂されているが…。2009年12月。