↑元町に進入する221系797T。本線快速からのカウントダウンが始まっていた。全て2024年3月撮影。

リバイバル鷲羽がJR神戸線を走った後だったからだろう、221系の快速からの撤退は静かであった。
JR神戸線が似合う電車であった。都会的なフォルムでもあったし、マリンブルーのイメージにも合っていた。その窓から何度須磨の海岸、明石海峡大橋を眺めたことだろう。

残り一往復となった。その復路の土休日ダイヤでの797Tはたそがれの行路となった。
深まってゆくトワイライトブルーの世界。

ポツリポツリと灯りが点る。
信号機の青がお別れの「蛍の光」となって、その去ってゆく後ろ姿を見送っていた。